掲載:THE FIRST TIMES

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■「ここで坪井さんに手を差し伸べられないのなら、私は医者になった意味もありません」(松村北斗演じる医者・富岡進のセリフ)

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大泉洋主演映画『ディア・ファミリー』(6月14日公開)の本ポスター&予告編が公開。新キャストも解禁された。
生まれつき心臓病疾患を持っていた幼い娘・佳美に突き付けられた「余命10年」という宣告。どこの医療機関でも治すことができないという現実。そんな絶望のなか、小さな町工場を経営する父・宣政(大泉洋)は「じゃあ俺が作ってやる」と、人工心臓を作ろうと立ち上がる。知識のないなかで始まった医療器具の開発は、限りなく不可能に近く、「ただ娘の命を救いたい」という一心で、父と母(陽子/菅野美穂)は人工心臓・カテーテルの勉強に励み、有識者に頭を下げ、資金を用意して何年もその開発に時間を費やす。あらゆる医療関係者にそっぽを向かれるなか、佳美(福本莉子)の命のリミットは刻一刻と迫っていた…。

世界で17万人もの命を救ったIABP(大動脈内バルーンパンピング)バルーンカテーテルの誕生秘話を描く、 23年間の家族の愛の実話を描く感動作となる。

このたび公開された予告編では、宣政が研究開発するなかで、山本(有村架純/新キャスト)、石黒(光石 研/新キャスト)、富岡(松村北斗)らと関わりを持つ様子と、宣政一家の葛藤が描かれる内容。妻・陽子(菅野美穂)が夫に寄り添い、ともに研究開発に邁進する様(さま)。余命宣告を受けた佳美の姉妹・奈美(川栄李奈)と寿美(新井美羽)のやりきれない想い。そして、佳美の“魂の言葉”に涙を堪え切れず、佳美を見られなくなってしまう宣政の姿…。

ビジュアルには、あらたに解禁されたキャストや、家族団らんなどのシーンが加わった。

■新キャスト発表!
先月、大泉洋演じる坪井宣政に手を差し伸べる医者・富岡進(とみおかすすむ)役で、松村北斗の出演が発表されたが、このたび、あらたにキャストが6名解禁となった。

山本結子(やまもとゆうこ)役に、有村架純。宣政を取材するテレビリポーターで、とある過去を抱えており、宣政とIABPバルーンカテーテル誕生の秘密を追いかけている。

石黒英二(いしぐろえいじ)役に、光石 研。人工心臓の研究を続けている東京都市医科大学の教授。工学的なものづくり分野において豊富な知識を持つ宣政を受け入れサポートするが、人工心臓の実用化を巡る方針で宣政と対立する存在ともなる。

佐々木肇(ささきはじめ)役に、上杉柊平。東京都市医科大学の日本心臓研究所の研究医。技術者である宣政のアイデアと熱量に感銘を受け、昼夜問わず研究を重ね、臨床試験を目指そうとする。

柳玲子(やなぎれいこ)役に、徳永えり。東京都市医科大学の日本心臓研究所の研究医。佐々木たちと同じく宣政の存在に圧倒され、人工心臓の開発に向け行動を共にしていく。

桜田純(さくらだじゅん)役に、満島真之介。学生に紛れて東大の医学講義を受けていた宣政が出会う博士。医療界の法則、ルールなど、まったく知識のない宣政の相談に乗る。

そして川野由希(かわのゆき)役に、戸田菜穂。宣政の娘・佳美が入院している小児病室の隣のベッドで先天性心疾患と闘っていた少女の母親を演じる。

■有村架純 コメント
娘を救いたいというただ一つの思いが、カテーテルという計り知れない愛の形を導いた。この物語は奇跡という言葉では語りきれないように思います。私は坪井宜政さんを取材するリポーター役を務めさせていただきましたが、月川監督や大泉さん、菅野さんとまたご一緒することができてとても光栄でしたし、この物語に少しでも参加できたことを嬉しく思います。どうかこの作品が誰かの生きる力へとなりますように。

■光石 研 コメント
この『奇跡の実話』をスタッフ・キャストが強く共鳴し、映像化に向けて総力を上げて挑みました。
大泉洋さんの、この映画にかける意気込みは凄まじく、僕自身、大泉さんとの対峙は緊張の連続でした。
実は数年前、僕は脳動脈瘤で、そして昨年父が、大動脈の病気でカテーテルを使用し治療して頂き、大事には至りませんでした。
筒井家の皆様の御努力で17万人が救われたと聞きました。父も僕もその一人です。
本作は、そんな筒井家の皆様の愛の歴史です。色々な世代の方に観て頂きたいと思います!


映画情報
『ディア・ファミリー』
6月14日(金)全国東宝系にて公開
原作:清武英利「アトムの心臓『ディア・ファミリー』23年間の記録」(文春文庫)
監督:月川翔
脚本:林民夫
出演:大泉洋 菅野美穂 福本莉子 新井美羽 上杉柊平 徳永えり ・ 満島真之介 戸田菜穂
川栄李奈 / 有村架純・松村北斗 光石研
配給:東宝
(C)2024「ディア・ファミリー」製作委員会

映画『ディア・ファミリー』作品サイト
http://dear-family.toho.co.jp