掲載:THE FIRST TIMES

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■「たくさんのインディーゲームが吉祥寺に集結! 実際にゲームをプレイできたり、貴重なお話が聞けたりと大盛り上がりでした」(スピラ・スピカ幹葉)

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3月2日・3日の2日間、武蔵野公会堂を中心とした吉祥寺の各所を会場に、日本最大級の“インディーゲーム”の祭典『TOKYO INDIE GAMES SUMMIT 2024』(通称『TIGS』)が開催された。
このイベントは文字どおり、インディーゲームを中心とした様々なコンテンツのクリエイターが集結し、その作品を展示・お披露目する催し。2024年で2回目の開催となり、規模は前回の2倍以上に急拡大している。初日のビジネスDAY、翌日の一般公開日とも多くのゲームファン、関係者が来場し、動員は前年の約3倍となる9,046人を記録。インディのイベントとは思えない盛り上がりを見せた。

そんな、巨大なインディゲームのイベントをSACRA GAME MUSICが全面サポート。前回に引き続きプラチナスポンサーとなり、ブースの出展、ステージセッション、そして動画やゲーム音楽に特化したラジオ番組の配信などで『TOKYO INDIE GAMES SUMMIT』を支えた。

そのなかでも特に注目されたのが、幹葉(スピラ・スピカ)による“『TIGS』潜入レポート”。幹葉をリポーター、元『週刊ファミ通』副編集長の大塚角満氏を解説に迎え、『TOKYO INDIE GAMES SUMMIT』ビジネスDAYの各所に突撃取材を敢行! 本レポートの前半は、まずその模様を詳しくお届けする。

【イベントレポート:1日目】
『TOKYO INDIE GAMES SUMMIT』は大きく分けて“展示”と“ステージ”の2部構成となっていたが、幹葉が潜入取材を行ったのは各種展示がメイン。所狭しと並べられたインディーゲームの試遊台に接近しては開発者に声を掛け、抜群のトーク力でゲームの開発秘話や特徴を引き出しながら、次々と体験プレイを行っていった。

幹葉がまず目を向けたのは、SACRA GAME MUSICから音楽配信も行われている名作シューティング『NeverAwake』の試遊台。SACRA GAME MUSICと協業するPhoenixx社から発売されているこのタイトルに、幹葉はたちまち夢中になった。

コントローラーのアナログスティック2本を操作して迫り来る弾幕を避けつつ、敵を撃ち落としまくるという豪快なゲーム性に、「画面の全方向から敵が迫ってきます! でも、簡単操作で爽快感抜群!! これは…お仕事抜きでプレイしたかった!」と、幹葉もすっかり魅せられた様子。この“気になったゲームがあったらとりあえず遊んでみればいい”というインディーゲームならではの親しみやすい雰囲気に幹葉も溶け込み、以降はさらに率先して開発者に話し掛けながらゲームプレイを楽しんだ。

なかでも、幹葉が特に「面白かった!」と絶賛したのが、バンダイナムコスタジオのインディーゲームレーベル「GYAAR Studio」(ギャースタジオ)が出展した『Little Cheese Works』と『スゴイツヨイトウフ:とうふのアクション』という2つのゲーム。どちらもGYAAR Studioが主催するインディーゲームコンテストの受賞作で、面白さはお墨付きだ。

『Little Cheese Works』は多人数で遊ぶと楽しいパーティーゲームで、プレイヤーはネズミとなって、居眠りをするネコの近くからチーズを盗み出さなければならない。しかし、障害物に触れれば“ガサガサッ!”と雑音がし、川があれば他のプレイヤーを担いで投げ飛ばしてあげなければならないという、なかなかの戦略性が内包されている。ここで、幹葉と解説の大塚が仲良く協力プレイを行うも…!

「角満さん! 葉っぱに触ると音がしますよ! ダメじゃないですか!」(幹葉)
「幹葉さん、ちゃんと僕のキャラを投げてくださいね! 川に落とさないでよ!?」(大塚)

ワイワイドタバタと大騒ぎで、その様子を見ていた開発者の人たちも「まさに、僕らが理想とするワチャワチャのプレイをしてくれて! ありがとうございます…!!」と大喜びだった。

その後も、吉祥寺の各所に設けられたサテライト会場へ取材に赴いた幹葉は、マルイの店頭に展開されていた『TOKYO INDIE GAMES SUMMIT』のオフィシャルグッズを物色し、PARCOでは今女子ゲーマーの間で大きな話題となっている『陰キャラブコメ』のグッズコーナーで記念撮影を敢行。『陰キャラブコメ』のグッズ売り場には女性ユーザーが大行列を作っていて、「すごいですね! 私もこれからチェックしたいと思います…!」と、幹葉も興味津々の様子だった。

この例に代表されるのだが、幹葉がつねに解説の大塚に、現在のゲーム事情やインディーゲームシーンについて質問を浴びせているのが印象的だった。

「ゲームでのインディーとメジャーの違いは、音楽業界と同じなんですかね?」
「インディーゲームを遊ぶのに適したゲーム機は?」
「移動中に一緒に遊べるおすすめのゲームがあったら教えてください!」

などなど、今回の潜入レポートに即した鋭い切り口の問いかけが多く、これには大塚も「事前取材を怠らないからこそ、あれだけ核心を突くリポートができるんですね。素晴らしいです」と絶賛。吉祥寺の各所を数時間かけて巡るという強行軍のスケジュールだったが、その疲れを見せない笑顔のリポートに癒された人も多かったに違いない。

【イベントレポート:2日目】
そして『TOKYO INDIE GAMES SUMMIT』の2日目となる3月3日。イベントが行われている武蔵野市のラジオステーションから、ゲームファン垂涎の番組がオンエアされた。

『TIGS』オーガナイザーの1社である「むさしのFM」にて行われたその番組は、ゲーム音楽特化型の9時間特番『Game Music Seed supported by SACRA GAME MUSIC』。後半ではその番組の模様をレポートする。

この番組はMCにやみえん(ストリーマー)と幹葉を迎え、『TOKYO INDIE GAMES SUMMIT』と連動し、『TIGS』の注目コンテンツを中継。加えて、スタジオからゲーム業界の著名人同士の対談プログラムやDJ和がゲームミュージックを軸にスタジオライブを敢行、というあらたなトライアルに満ちた特番となった。

番組冒頭からやみえんの「ゲームは人生」というゲーム愛が溢れる名言も飛び出すなか、記念すべき1曲目はゲーム『ドラゴンボール ゼノバース』からFLOW「CHA-LA HEAD-CHA-LA」をオンエア。

そのまま「バンダイナムコエンターテインメント ピックアップゲームミュージック」と題したコーナーに突入し、『ギャラガ』『ゼビウス』『ドラゴンスピリット』『鉄拳』から立て続けに名曲をオンエア。これにはゲーム好きリスナーから「ラジオでなかなか流れない音楽が斬新すぎる」「めちゃくちゃマニアックな音楽番組」など、驚きのリアクションがSNSに溢れた。

その後もやみえん自身もプレイする『ファイナルファンタジーXIV 蒼天のイシュガルド』から「Dragonsong」がオンエアされるなど、番組は序盤から熱を帯び始める。

『TIGS』でも大きな注目を浴びたZUN&野田クリスタルによる「スペシャルトークセッション」や、SACRA GAME MUSICを立ち上げたソニーミュージックの柳真努加も登場したトークセッション「GAME MUSIC TALK SESSION Supported by SACRA GAME MUSIC」、さらに「TIGS Push Titles Supported by Cygamesスペシャルステージ」の模様が中継でオンエア。改めてインディーゲームとゲームミュージックの可能性を耳にしたリスナーから、大きな関心とメッセージが寄せられた。

そして番組内では、幹葉と同じSACRA MUSIC所属のLiSAやTrySail、ClariS、Aimerらのゲームタイアップ楽曲や、ウマ娘プリティーダービー「うまぴょい伝説」など、多彩なゲームにまつわる楽曲がオンエアされていく。

オンエアに乗っていない番組の合間の楽屋では、やみえんと幹葉がゲーム対決で盛り上がる場面も。ゲームミュージックをきっかけに、番組にとても良い空気が流れているのを象徴するひとコマだった。

また、CV搭載でNintendo Switch/Steam版の発売が発表され大反響を呼んだ「『陰キャラブコメ』スペシャルステージ」の模様が中継に乗ると、番組タイムラインは大盛り上がり。そのまま番組対談コンテンツ「『ゲーム音楽のこれまでとこれから』対談 大塚角満氏(元ファミ通副編集長)×佐藤真成氏(ディスクユニオン アニソン・ゲームミュージックストア)』」がオンエア。ゲストのふたりが語るゲームミュージック愛と『ビブリボン』『ザ・スーパー忍』などからの楽曲にリスナーも大反応。貴重な対談のオンエアとなった。

さらに、番組では『TIGS』の大きな目玉のひとつ『第2回 GYAAR Studioインディーゲームコンテスト受賞作品大発表&スペシャルトークセッション』の中継に突入。2023年も大反響を呼んだ同コンテストは、プラチナ賞を「BANDIT KNIGHT」(Ameo / Game Float)が受賞。番組内ではMCのやみえんも他受賞作とともに大きな賞賛を贈っていたのが印象的だった。

その後は「インディーゲームのこれから」と題した対談企画「やみえん×じゃむさんっぽいど氏×もちのもふ氏」「やみえん×ダンおじ氏(株式会社STP WORKS)」をスタジオから生中継。メディアでは貴重な出演となる各氏の対談にはSNSも盛り上がった。

そして9時間に及ぶ異例のゲーム特番の最後を締め括ったのは、DJ和によるボーカルがいっさいない「NON-STOP GAME MUSIC MIX」。スタジオから生中継となるこのライブは、ゲームミュージックのみをテーマとしたDJ和によるスペシャルミックスライブで、ゲームファンならずとも必聴の内容となった。

選曲テーマが限定されるなか、『パックマン』『ゼビウス』『マッピー』『リッジレーサーズ』『鉄拳』『NeverAwake』などの楽曲が巧みにミックスされ、ボーカルレスなゲームミュージックのみというテーマを忘れるほどのグルーヴィなライブに、MCのふたりも思わずDJ和がライブをする隣のスタジオを覗き込み、ビートに対して体が勝手に動いていた。

X(旧Twitter)の番組タイムラインも、新旧組み合わせたゲームミュージックの“聴いたことがない”ライブミックスに大興奮。超レアなライブは約50分で終わりを迎えた。

ライブの余韻に浸るなか、MCふたりが最後に紹介したのは、名作『MOTHER2 ギーグの逆襲』から「平和のテーマ」。前代未聞のゲームだらけの9時間特別番組はこうして幕を閉じた。

このレポートでは、MCふたりからのメッセージも特別に公開。ゲームファンを中心に大反響を呼んだこの特別番組、再会の機会に期待しよう。

■やみえん コメント
FMの電波でピコピコ音が鳴り続けている光景は不思議でした。
それもこれも、レトロゲームというものが今なお評価され続けているからできることです。
そして、今のゲーム音楽のジャンルの豊富さ…!
こうして、時代とともに進化してきたんですね。
これまでのゲーム文化を支えてくれた名作たちに思いを馳せるとともに、これからの更なる文化の広がりが楽しみです。
改めて、今回お聞き下さった皆さまありがとうございました。

■幹葉(スピラ・スピカ)コメント
『TOKYO INDIE GAMES SUMMIT 2024』に潜入捜査してきました。
たくさんのインディーゲームが吉祥寺に集結! 実際にゲームをプレイできたり、貴重なお話が聞けるトークイベントもあったりと大盛り上がりでした。
私のお気に入りは『スゴイツヨイトウフ』。配信が待ち遠しいなぁ。

また、むさしのFMではゲームミュージックを中心にラジオをお届け!
時代と共に、音楽もどんどん進化しているのが分かってすごく面白かったです。
たくさんのリクエストありがとうございました! 放送第2回を期待!笑
今回のイベントの模様は、SACRA GAME MUSICのYouTubeにアップされるのでお楽しみに~♪

『TOKYO INDIE GAMES SUMMIT 2024』公式サイト
https://indiegamessummit.tokyo/

SACRA GAME MUSIC 公式サイト
https://www.sacragamemusic.com/

スピラ・スピカ OFFICIAL SITE
https://spiraspica.com