給油メーターにある給油機マークの近くには必ずといっていいほど左右どちらかの方向を示した△マークが存在しています。マークの意味とはなんなのでしょうか。

セルフガソリンスタンドで真価を発揮?

 クルマの燃料メーターを見ると、多くの車種で、ガソリン給油機のマークの近くに右または左を示した「△」のような三角形型の表示があります。あの表示はどういった意味があるのでしょうか。


必ずと言っていいほど給油機マークの左右どちらかにある△の表記(画像:写真AC)。

 あの表記は、給油口が車体の左右どちらにあるかを示すものです。給油口の方向が右にあるか左にあるかは、メーカーにより統一されていることもあれば、混在していることもあります。

 そのため、久しぶりにクルマに乗ったり、社用車などの慣れないクルマだったりすると、左右どちらに給油口があるのかわからずガソリンスタンドで慌てるケースもあるかもしれません。そうした場合は給油マーク近くに△マークに注目すれば、給油口がどちらにあるのかの判別がすぐにできます。

 こうしたマークは、セルフ式ガソリンスタンドが増え始めた頃から見かけるようになりました。トヨタやスバルは2000(平成12)年から採用。統一した仕様や名称などがあるものではなく、各メーカーが順次採用していったようです。2024年現在はほとんどのクルマで表記があります。

 なお、「給油口が反対側だった!」といった場合でも、ロングホースを使用しているガソリンスタンドは反対側給油も可能になっています。ただ、通常のホースの場合は3m程度しかないので、届かない場合の反対側給油は基本的に推奨されていません。