3年前にいた選手はわずか4人…… 今季CL全敗&無得点を記録しているポルトガルの強豪ベンフィカを襲う問題
ポルトガルの強豪ベンフィカは今シーズン、チャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ3戦を終えて、全敗を喫している。また、0得点4失点でグループDの最下位となっている。
インテル、レアル・ソシエダ、ザルツブルクといった強豪の多いグループではあるが、得点が1つもないのは予想外だ。リーグ戦では7勝1敗で2位につけてはいるが、ヨーロッパの舞台では苦戦を強いられている。
3年前から6人残っているポルトと8人残っているスポルティングと比較しており、ベンフィカは同じリーグのライバルクラブより選手の入れ替わりが激しく、チームを構成できていないと伝えている。
若手有望株の多いベンフィカは、ここ3年でDFルベン・ディアス、FWダルウィン・ヌニェス、MFエンソ・フェルナンデス、GKオディッセアス・ヴラホディモス、DFアレハンドロ・グリマルドなどチームの中心となる選手が移籍しており、また今夏に買取オプション付きの期限付き移籍したFWゴンサロ・ラモスもその1人だ。
さらに遡ると、MFベルナルド・シウバ、DFジョアン・カンセロ、GKエデルソン、FWジョアン・フェリックスといった数々のスター選手もベンフィカから移籍している。
若手注目株が5大リーグの強豪クラブに引き抜かれるのは仕方がないことではあるが、3年経ってもチームに残る選手が少なく、短期間でチームの中心となる選手がどんどん退団していく状況が、チームの構築がうまくいっていない原因の1つではないか、と同メディアは唱えている。
そんななかでも、昨シーズンのCLでは2シーズン連続でベスト8まで進んでいるベンフィカ。CLグループステージ後半戦の3試合で意地を見せることができるか。