SCSKは9月15日、「AI CoE(Center of Excellence)」「SCSK AI Integration Lab.」を設立し、自社事業におけるAI適用、顧客向けの AI導入支援を加速すると発表した。

「AI CoE」は、AI 活用全般の技術戦略を策定・推進する専門組織。AIに関する社内有識者により構成され、技術戦略の策定、AI 案件の集約と対応によるノウハウの蓄積、AI 技術に基づく新しい製品・サービス・ビジネスの創出、人材育成を担う。

AI CoEの活動を通して、需要予測・異常検知・不良品検知・最適化など案件個別の課題解決を目的としたAI(特化型 AI)の活用や、生成 AIの活用による顧客業務や自社業務の効率化、システム開発・運用フェーズおける生産性と品質の向上を目指す。

システム開発・運用フェーズおけるAI活用の例

一方、「SCSK AI Integration Lab.」は、各事業グループと連携し、AI CoEに集約されたAI案件に対応する体制として、Insight Edgeと協働で設立された。

「SCSK AI Integration Lab.」では、生成AIの現場適用および個別課題を解決するAI アルゴリズム開発やデータ基盤アーキテクチャなど、両社が抱えるAI活用のノウハウをもとに、顧客のデジタル事業を支援する。