写真:ロイター/アフロ

 創業者・ジャニー喜多川氏による性加害問題で揺れるジャニーズ事務所。8月29日、外部専門家による「再発防止特別チーム」が会見し、性加害を「事実」と認定し、藤島ジュリー社長に辞任を求めた。

「同チームは、2023年5月26日から8月29日までの調査期間で、23人の被害者や、ジャニーズ事務所関係者18人に対し、ヒアリングを実施。被害者のなかには、現在もジャニーズに所属している人物が2人いるとしています。

 結果、ジャニー喜多川前社長は、1950年代に性加害をおこなって以降、1970年代前半から2010年代半ばまでの間に、少なくとも数百人に対して性加害を繰り返していた、と認定されました」(週刊誌記者)

 調査チームの林眞琴座長は、ジャニー喜多川氏の姉である故・メリー喜多川氏は、ジャニー氏の行為を隠蔽してきたとも指摘。同族経営がこうした弊害をもたらしたとして、メリー氏の娘である藤島ジュリー景子社長の辞任を提言している。一部では、ジュリー社長がすでに辞任の意向を示したているとも報じられた。

 事務所側は、調査チームの会見をうけ、できるだけ早く記者会見を開くとしている。だが、ジュリー社長の辞任報道もあり、SNSでは「逃げるのか」という怒りの声が渦巻いている。

《散々所属タレント達に酷い謝罪させといて自分は逃げるのかジュリー???会社の代表としてきちんと会見して謝罪するのが社長の仕事でしょ??逃げるなよ。》

《ジュリーはタレントを守りたいなら腹をくくった方がいい。》

《ジュリー社長、記者会見どんだけしたくないんですか…なんかもうそのために調査報告書で言わせたの?と思ってしまうから嫌になりますね。》

 一部のジャニーズファンからは、ジャニー氏の性加害を訴える元タレントたちに、“自称被害者” などと心ない誹謗中傷を浴びせる動きが出ている。「X」(旧Twitter)では、「#ジュリー社長退任反対」というハッシュタグとともに、《ジュリー社長辞めないで!》といった声も見られる。事務所存続の危機に際し、一部ファンの団結が高まりつつあるようだ。

 さまざまな意見が入り乱れるジャニーズ性加害問題。社長の進退含め、まだまだ激震の日々が続きそうだ。