オーソリティが引退(写真はラストランとなった今年8月のエルムS、ユーザー提供:ゴールドフィッシュさん)

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 2021年のアルゼンチン共和国杯(GII)などに優勝したオーソリティ(牡6、美浦・木村哲也厩舎)が、26日付けで競走馬登録を抹消した。今後は北海道新冠郡新冠町の優駿スタリオンステーションで種牡馬となる予定。同日、JRAがホームページで発表した。

 オーソリティは父オルフェーヴル、母ロザリンド、母の父シンボリクリスエスという血統。祖母が日米オークスを制したシーザリオで、おじに菊花賞・ジャパンCなどを勝ったエピファネイア、朝日杯フューチュリティSなどを勝ったリオンディーズ、皐月賞・ホープフルSなどを勝ったサートゥルナーリアなどがいる。

 本馬は2019年7月に函館競馬場の2歳新馬戦で初陣を迎えデビュー勝ち。2戦目の芙蓉Sも勝利して臨んだホープフルSは5着、続く弥生賞では3着だったが、ダービートライアルの青葉賞で重賞初勝利を挙げた。その後も、アルゼンチン共和国杯連覇やジャパンC2着、サウジアラビアのネオムターフC(G3)を勝つなど、GI勝利には手が届かなかったが、国内外で重賞4勝を挙げる活躍を見せた。

 昨年の宝塚記念除外時に3度目の骨折。再起を目指し今年のエルムSで復帰したが12着で、入線後に下馬していた。通算成績は14戦6勝(うち重賞4勝)。

(JRAのホームページより)