前走の安土城Sを圧勝したママコチャ(ユーザー提供:まどかさん)

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 小倉11Rの北九州記念(3歳上・GIII・芝1200m)はママコチャ(牝4、栗東・池江泰寿厩舎)にかける。

 昨夏以降はマイルを主戦場にして出世の階段を駆け上がってきたが、オープン昇級後はターコイズSが5着、阪神牝馬Sが9着と壁に当たっていた。それが前走の安土城Sでは好位から後続を突き放して3馬身差の圧勝。直近2戦とは一変してスムーズに折り合えたことから、1400mへの距離短縮がプラスに出たことは間違いない。今回はさらに1F短縮で初のスプリント戦となるが、前走で楽に前に付けられた先行力、さらには高速決着への高い適性があるので、難なく対応できるはず。いや、それどころかプラスに働く可能性が高い。

 血統の後押しもある。クロフネ産駒はダート向きのイメージがあるかもしれないが、重賞に限れば芝の方が好成績。とりわけ牝馬は芝スプリント戦に強く、カレンチャンやスリープレスナイトがGIを勝つなど、[9-4-2-24]の超好成績を残している。ならば、ママコチャも期待大。ここは通過点にして、スプリンターズSに駒を進めてほしい。