【札幌記念予想】近年の傾向に変化アリ!? 名手が騎乗も前走好走馬に黄色信号
今週の日曜日は、札幌競馬場で札幌記念(GII・芝2000m)が行われます。
過去10年では、当日1人気に推された馬が[0-4-3-3]と未勝利でした。複勝率的には7割あってけっして侮れない存在ですが、秋のGIを見据えた一戦ということもあり、安易に頭から狙うのは慎むべきかもしれません。一方、5勝を挙げているのが2人気馬です。さらに18年以降では、2、3人気馬が5年連続で勝利を収めています。
ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。
【条件】
前走3着以内(ただし、ディープインパクト産駒は除く)
[0-0-0-21]複勝率0%
該当馬:ウインマイティー、ダノンベルーガ
(過去の主な該当馬:22年ソダシ1人気5着、21年ブラストワンピース3人気5着、サトノセシル4人気11着、ウインキートス5人気9着)
※データは18年以降の過去5年を対象
前走で3着以内と好走していた馬は、過去10年では[3-5-4-43]で勝率5.5%、複勝率21.8%と全体平均とほぼ変わらない数値に止まっている。とくに18年以降の近5年は低調で、その成績は[0-1-1-23]と未勝利。最多の3勝を挙げているディープインパクト産駒を除くと、評価を少し割り引いてみたい。
上位人気が予想されるダノンベルーガが消去データに該当しました。
前走のドバイターフでの初GI連対につづき、モレイラ騎手が継続騎乗となったことでも注目されている実力馬です。ただし、前走2着がデータ的には苦戦傾向なのにくわえて、じつは前走海外遠征組は過去10年で[0-1-1-9]と未勝利。さらにモレイラ騎手も、札幌記念では5人気14着、3人気8着、1人気2着といずれも人気以下の着順に終わっているため、過度な期待は禁物かもしれません。
重賞レースの参考として、是非お役立てください。