ジャックドールとのコンビで大阪杯を制した武豊騎手(c)netkeiba.com

写真拡大

 今週の武豊騎手は土日ともに札幌で、土曜7鞍、日曜6鞍の計13鞍に騎乗する。

 日曜11Rの札幌記念(3歳上・GII・芝2000m)ではジャックドール(牡5、栗東・藤岡健一厩舎)とコンビを組む。昨年の札幌記念の勝ち馬であり、今年の大阪杯の覇者。前走の安田記念は初のマイルも影響したのか、ゴール前で甘くなって5着に終わったが、今回はベストの2000m。大目標の天皇賞(秋)に向けて、結果が欲しい一戦となる。武豊騎手はGIII時代も含めて、札幌記念に12回騎乗して8勝。勝てば京都大賞典と並んで同一重賞最多勝タイ記録の9勝目となる。

 日曜はもう1頭、8Rのクローバー賞(2歳・オープン・芝1500m)のドナベティ(牝2、栗東・矢作芳人厩舎)にも注目したい。前走の函館芝1200mのデビュー戦を好時計で快勝。今回は300mの距離延長がカギとなるが、父がリアルスティールなので、血統的には問題なさそう。先週のコスモス賞のエコロヴァルツに続く、2週連続の2歳オープン勝ちなるか、レジェンドの手綱捌きに注目したい。