インタビューに答える横山和生騎手(写真右) (提供:At The Races)

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 イギリス・アスコット競馬場で8月12日(土)に行われたシャーガーカップ。第1戦で勝利を挙げるなど、個人戦4位という結果を残した横山和生騎手が現地メディアの取材に応じ、自身の思う世界最強馬や最も勝ちたいレースについて語った。

 まず最初に「現役の世界最強馬はどの馬か?」と聞かれると、和生騎手は力強く「タイトルホルダー!」と答えた。同馬とは2021年の有馬記念で初タッグ。22年には天皇賞(春)、宝塚記念を制し、凱旋門賞にも出走を果たすなど、自身を代表する騎乗馬となっている。

 一方で「今まで騎乗した馬の中で一番良いと思う馬は?」と質問には、「一番か…」と悩む様子も。「二頭ではだめですか?」と前置きした上で、タイトルホルダーとウシュバテソーロの名前を挙げた。ウシュバテソーロは昨年11月からタッグを組み、東京大賞典と川崎記念を連勝。和生騎手にとってダートでの代表馬となった。

 だがインタビュアーから「どちらか一頭に絞るなら」とさらに聞かれると、「タイトルホルダー」と回答。同馬に対する思い入れの強さをうかがわせた。

 質問はレースや騎手のことに及び「世界で一番勝ちたいレースは?」という問いには、長い沈黙の末「日本ダービー」と答えた。同レースは過去2回騎乗し、今年はベラジオオペラとのコンビで4着。来年以降の戴冠を誓った。

 最後には「横山武史騎手と横山和生騎手、どちらが良いジョッキーですか?」と鋭い質問も飛んだ。和生騎手は「性格の話ですか?」とおどけて見せたのち、「もちろん! カズオ・ヨコヤマ!」と世界のファンや関係者にアピール。時折はにかんだ表情を見せつつ、インタビューに答えていた。

(取材:At The Races)