北九州記念でJRA重賞に初挑戦する田口貫太騎手(撮影:下野雄規)

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 ルーキーの田口貫太騎手が、北九州記念(3歳上・GIII・芝1200m)のクリノマジン(牡4、栗東・高橋義忠厩舎)でJRA重賞に初挑戦する。

 田口騎手は今年デビューの19歳。笠松の競馬一家に生まれ、父は元騎手で現調教師の輝彦さん、母は元騎手の広美さん(旧姓中島)。先週までにJRAでルーキートップの12勝を挙げている。さらに地方でも父の管理馬で勝利するなど7勝を挙げて、存在感を示している。

 北九州記念のパートナーはクリノマジンだ。3走前の淀屋橋Sを制してオープンへ。その後は鞍馬Sが12着、福島テレビオープンが14着だから、クラスの壁に当たっている印象は否めない。ただ、今回は55kgの軽量。小倉芝1200mは4戦して1勝、2着2回、4着1回と好相性でもあり、舞台替わりもプラスだ。強敵相手にどこまで食い下がれるか、勢い十分のルーキーの手綱捌きに注目したい。