昨年の北九州記念を制したボンボヤージ(ユーザー提供:ねいたんさん)

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 ボンボヤージ(牝6、栗東・梅田智之厩舎)が北九州記念(3歳上・GIII・芝1200m)でレース史上初の連覇を目指す。

 ボンボヤージは父ロードカナロア、母ディープインアスク、母父ディープインパクトという血統。18年に小倉2歳Sと京王杯2歳Sを制したファンタジストの全妹にあたる。一昨年夏にオープン昇級後、7戦連続で8着以下と苦戦が続いていたが、昨年の北九州記念を16番人気で差し切り。きょうだい重賞制覇を成し遂げた。その後は3戦連続で2桁着順だが、もともと大敗からの一変が得意なタイプ。全くの軽視は危険だろう。

 今年で58回目となる北九州記念だが、未だ連覇を達成した馬はいない。84年のグレード制導入以降の勝ち馬に限れば13頭が挑み、16年ベルカントの2着が最高着順。意外なほどの難関となっている。ボンボヤージは今年も人気薄必至だが、2年連続の激走で史上初の偉業となるか。穴党なら要注意の1頭だ。