前走の福島テレビオープンを制したスマートリアンと柴田善臣騎手(ユーザー提供:視力聴力壊滅野郎さん)

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 大ベテランの柴田善臣騎手が北九州記念(3歳上・GIII・芝1200m)のスマートリアン(牝6、栗東・石橋守厩舎)で2年ぶりのJRA重賞制覇を目指す。

 柴田善臣騎手は85年デビューの57歳。これまでにJRAでは現役4位となる2322勝、重賞も96勝を挙げている。21年8月8日のレパードSをメイショウムラクモで制し、岡部幸雄元騎手の54歳0カ月31日(02年ステイヤーズS・ホットシークレット)を更新する55歳0カ月10日でのJRA最年長重賞勝利を達成。さらに先月16日の福島テレビオープンをスマートリアンで制し、自身の持つJRA最年長勝利記録を56歳11カ月17日に更新している。

 北九州記念にはスマートリアンで参戦する。管理するのは騎手時代の同期の石橋守調教師。過去2回のタッグで、3走前のモルガナイトSが3着、そして前走の福島テレビオープンが1着だから、しっかりと手の内に入れている。勝てば2年ぶりとなるJRA重賞制覇。もちろん、自身の持つJRA最年長重賞勝利記録、及びJRA最年長勝利記録の更新となる。愛知杯をデンコウアンジュで制した20年1月18日以来、3年7カ月ぶりの小倉参戦でどんな手綱捌きを見せてくれるのか、期待が膨らむ。