ウエストジェット航空は、東京/成田〜カルガリー線を、4月30日に開設した。

夏期の季節定期便として、東京/成田発月・木・土曜とカルガリー発水・金・日曜の週3往復を運航する。太平洋横断路線は初就航で、カルガリーからアジアへ運航する唯一の航空会社となる。

機材はビジネスクラス16席、プレミアムクラス28席、エコノミークラス276席の計320席を配置したボーイング787-9型機を使用する。成田国際空港では第1ターミナル北ウイングを使用する。当初は東京/成田を午後10時発、カルガリーを午後6時55分発とする計画だったものの、それぞれ約4時間繰り上げることで、利用しやすいスケジュールとした。

初便のWS80便は、カルガリーを4月30日午後3時16分に出発し、東京/成田には5月1日午後5時9分に到着した。折返しのWS81便は、東京/成田を同日午後7時44分に出発しており、カルガリーには同午後1時29分に到着する見通し。WS80便はほぼ満席、WS81便には約300名が搭乗した。

出発に合わせて、成田国際空港第1ターミナルの16番ゲートで開かれた式典には、ウエストジェット航空のチャールズ・クラウダー販売開発副社長とジャレッド・ミコッチ・ゲールケ管理・法務兼営業部長、カナダ・アルバータ州観光局のタニス・ガフニー エグゼクティブバイスプレジデント、パンフ国立公園のレズリー・ブルースCEO、成田国際空港の仲田雄一エアライン営業部長が出席した。

チャールズ・クラウダー販売開発副社長は、「当社にとってカナダへの最初の太平洋横断便で、非常にエキサイティングな思い。カルガリーは我々のハブ空港で、カナダやアメリカ、メキシコ、カリブ海、ヨーロッパの80都市以上にワンストップで接続できる」と挨拶した。

カルガリーでも、ラウンジではポン酢ソース付きの野菜天ぷらや、3つの味の餅、ライムライトカクテルなど、日本をイメージした軽食やドリンクを用意したほか、乗客には抹茶ホワイトチョコクッキーをプレゼントした。

就航に合わせて、日本航空(JAL)の日本国内線3路線とジャカルタ・クアラルンプール・ホーチミン・シンガポール・ハノイ・香港・バンコク線のアジア7路線の計10路線を追加した。30日以内に販売を開始する見通し。

ビジネスやレジャー目的での利用者のほか、貨物輸送の増加も機体している。アルバータ州では、年間約11億カナダドルの観光収入を見込んでいる。

ウエストジェット航空は、1996年に運航を開始。現在は180機以上を保有し、約14,000人の従業員を雇用している。24か国110都市以上にネットワークを広げている。日本航空(JAL)と2011年から共同運航(コードシェア)を行っており、2022年秋にはJALの東京/成田〜バンクーバー線にも対象を拡大した。

■ダイヤ

WS81 東京/成田(18:15)〜カルガリー(12:15)/月・土(5月1日〜)

WS81 東京/成田(18:30)〜カルガリー(12:30)/木(5月1日〜)

WS80 カルガリー(15:00)〜東京/成田(16:05+1)/水・金(4月30日〜)

WS80 カルガリー(15:10)〜東京/成田(16:15+1)/日(4月30日〜)