<注目銘柄>=T&Gニーズ、脱コロナで高業績変化率に注目

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 テイクアンドギヴ・ニーズ<4331.T>はここ急速に戻り足を強めているが、中長期波動の分水嶺である75日移動平均線も上回ってきたことでトレンド転換が鮮明だ。目先の押し目を狙っていきたい。ハウスウエディングの草分けで欧風邸宅をイメージした式場を直営で全国展開している。脱コロナによる経済正常化に伴い婚礼需要が回復、単価上昇も加わり収益は急回復局面にある。

 23年3月期の営業利益は前の期比58%増の33億円と大幅な伸びを見込むが、第3四半期(22年4月~12月)時点で同利益は前年同期比ほぼ3倍の52億600万円と変貌をみせており、通期計画を大幅に超過した。会社側では先行投資による影響を考慮して通期見通しについて据え置いているが、それでも保守的といえる。また、第4四半期に先行投資をした場合、24年3月期以降の業績にプラス要因としてオンされてくることも見込まれる。時価予想PERは最終利益がゲタを履いているにせよ、わずか6倍台で割高感はない。2月につけた年初来高値1535円をクリアしてなお一段高も視野に入る。(桂)

出所:MINKABU PRESS