今季、苦しい戦いを強いられているチェルシー photo/Getty Images

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今季不振に陥っているチェルシーだが、今夏に現チームを解体することとなるかもしれない。

31試合を消化して、10勝9分12敗の勝ち点「39」。シーズン中の2度の監督交代劇も実らず、11位に低迷している。また、夏と冬の2度の補強で、6億ポンド(約1000億円)以上を投じたともいわれるが、チームは思うように勝ち点を積み上げることができず、それに見合った結果を残せていない。

大量補強の結果、チェルシーのトップチームの在籍人数は30名を超えており、人員過多。さらに、来季は欧州コンペティションへの参加が厳しく、FFP(ファイナンシャル・フェア・プレイ)に抵触する恐れもある。そのことから、シーズン終了後に多くの選手を放出せざるを得ない状況なのだ。

そんな中、地元メディア『Evening Standard』が「スタンフォード・ブリッジを離れる可能性のある選手」をピックアップ。15名もの選手の名を挙げている。

そこには「不確かな将来に直面している」として、MFメイソン・マウントやDFカリドゥ・クリバリ、MFマテオ・コヴァチッチの名前が。そして、チームの主将を務めるDFセサル・アスピリクエタ、契約を更新したばかりのDFトレヴォ・チャロバー、冬にPSGへの移籍が間近だったとされるMFハキム・ツィエクらの名も挙がっている。

また、MFデニス・ザカリアはレンタル元のユヴェントスへ戻る予定で、インテルへレンタル移籍中のFWロメル・ルカクはクラブとしては売却を希望するも、高給が足枷となって移籍先を見つけるのは困難との見解を意示している。なお、他にはMFコナー・ギャラガー、MFクリスティアン・プリシッチ、FWピエール・エメリク・オバメヤン、GKエドゥアール・メンディ、MFルーベン・ロフタス・チーク、DFレヴィ・コルウィル、MFカラム・ハドソン・オドイがピックアップされている。

他クラブから関心が寄せられている選手も多く、同メディアは15名のうち何名かの選手は移籍を容認する構えでいるとも報じている。はたして、チェルシーは来季どのような顔ぶれでシーズンを迎えることとなるのか。