フット後藤輝基、今までで“一番辛かった仕事”

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お笑いコンビ・フットボールアワーの後藤輝基(48歳)が、2月24日に放送されたバラエティ番組「るてんのんてる」(読売テレビ)に出演。“今までで一番辛かった仕事”について語った。

番組はこの日、フットボールアワー、ブラックマヨネーズ、チュートリアルの“ほぼ同期”3組6名が集まり、さまざまなトークを展開。“今までで一番辛かった仕事”のお題で、後藤は笑みを浮かべながら「なんやろな…『バイキング』とか?」と、レギュラー出演していた、フジテレビのお昼の番組(※〜2022年春。後藤は2020年秋に降板)を挙げ、ほかのメンバーから「辛いわなぁ、あれは」などの声が上がる。

後藤は「(相方の)岩尾は上手やから、岩尾はザーッと(コメントを)返してたけど、オレは(MC・坂上忍の)横で立ってるだけよ」と話し、岩尾も「役目がなくなっていったもんな」と同調。

そうした状況に、後藤は「申し訳ない(という気持ち)。坂上さんが命削りながらやってるやん。ホンマに削る音聞こえてくるくらい。それをやってる人の横で、ずーっと『はい…どうですかね…』。たまーに(意見を)聞かれるけど、ホンマ当たり障りのないこと言う。だんだん振られる回数も(減る)…いらんし。ムチャクチャ辛かったな。頑張りたいのに、頑張られへん。坂上さんに申し訳ない。こんなお金もろうたらアカンねん。っていう感覚が僕はあったかなぁ」と振り返った。

また、「政治の話もしたくないし?」と聞かれると、後藤は「そこにめっちゃ言いたいことはない。そういう思いがない。ちゃんとほかの人、パネラー、コメンテーターの人が言うてるところじゃないところで、ある程度問題提起みたいのできたら良いじゃないですか。別にボケなくても。例えばこういう政治のことがあったら、子ども世代とかどうなるんすかね、とか。今まで出てなかったことを言うてあてる、とかさ。でけへんねん、そんな(笑)」とコメント。その姿を見て、岩尾は「ほかの(番組の)MCならできるのにな」と、「バイキング」ではなぜか後藤がうまく機能していないと感じていたようだ。そのため、後藤は「『うわっ、うわっ、ちゃんとした人やらな』と思ったら全く出てこない」との焦燥感があったという。

そして、後藤が新型コロナに感染し、番組を休んだときに「オンエア見て、『あっ、オレいらんわ』」と思うに至ったと語った。

ちなみに、同じく「バイキング」に出演していたブラックマヨネーズ・小杉竜一は、「(後藤は)なんもでけへんか、で身を引くと考えたやんか。オレは、岩尾とか(相方の)吉田みたいにやりたいなと思った。言いたいこともある程度あるしな。一緒になってやろうと思ったけど、技術がなさすぎた。(岩尾と吉田が)うまいこと社会を斬りながらボケてるのに、オレのコメントは空を斬り続けてる。見事に3時間くらいオレの台詞だけ、あのフロアにボタボタ、ボタボタ溜まって、全然宙を舞わへん。やりたい、オレもやりたいけども…腕振ってもボールがツーバンくらいするから辛かった」と自虐を交えながら振り返ると、岩尾は「でもそこが和む時間になってた。ピリピリ張り詰めてた中の」と優しくフォローした。