『ニュー・シネマ・パラダイス』、映画版監督によってドラマ化が進行中

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時代を超えて愛される名作映画『ニュー・シネマ・パラダイス』のシリーズ化が企画進行中。映画でメガホンをとったジュゼッペ・トルナトーレ監督が手掛けるとVarietyが伝えている。

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日本では1989年に公開され、アカデミー賞外国語映画賞を受賞した『ニュー・シネマ・パラダイス』。映画に魅了された少年トトと映写技師アルフレードとの関係を描き、映画愛に包まれた感動作として愛され続けている。そんな名作映画のシリーズ化が進んでおり、脚本と監督は映画版の監督トルナトーレが務めるという。

1989年にカンヌ国際映画祭審査員特別賞を受賞し、翌年アカデミー賞に輝いた名作『ニュー・シネマ・パラダイス』。公開から四半世紀以上たった今も映画ファンを中心に世界中でカルト的人気を誇り、2020年にはイギリスでレストア版が公開されたほど。

2023年公開を目指すドラマ版『ニュー・シネマ・パラダイス』

シリーズでも映画と同じストーリーが描かれるが、数多くの異なる筋書きと共に広がりをみせるという。トルナトーレは、すぐに撮影に取り掛かり2023年に提供できるよう、シリーズの本書きと第1話の脚本を執筆中とのこと。

全6話構成で、製作にはローマを拠点に活動するプロデューサーのマルコ・ベラルディが参加。『歓びのトスカーナ』や『家族にサルーテ!イスキア島は大騒動』などの代表作をもつベラルディが2月に立ち上げた製作会社Bamboo Productionも参加する。

Bamboo Productionは、Netflixと複数の作品を製作する契約を結んだばかり。イタリア製作のオリジナル映画を2、3本製作するという内容のようだ。加えて、Bamboo Productionが製作する3本の映画の配信権もNetflixが獲得している。

トルナトーレとベラルディは、現在契約交渉のためアメリカに滞在。アメリカの配信会社との話し合いを進めているとか。ベラルディは同時に『ニュー・シネマ・パラダイス』がどのように芽を出したかを追うドキュメンタリーも製作したいと話しているが、こちらはまだゴーサインは出ていない。

具体的な続報が届き次第、お伝えしていく。『ニュー・シネマ・パラダイス』はU-NEXTで配信中。(海外ドラマNAVI)