68年ぶりの新規参入 21日から宮島口に“第3の航路”就航 広島
21日から新たに宮島へ向かう第3の航路が就航します。
宮島口は新駅の開業も間近に迫っており新しい姿が完成しつつあります。
21日から新たに運航が始まる宮島口と宮島を結ぶ第3の航路。
参入したのは宮島と平和公園を結ぶ世界遺産航路を運航するアクアネット広島です。
これまで宮島口・宮島間ではJRフェリーと松大汽船の2つの航路が運航していて、定期運航の新規参入は68年ぶりになるということです。
運賃は片道400円。車を乗せることのできない小型船で、1日20分おきに宮島口と宮島を25往復する予定です。
アクアネット広島 土井三四郎会長「とにかく安全運航こそが会社の最大の利益につながりますので、そういう気持ちでやっていこうということを陸員船員一丸となってそれにまい進しようということで決意を新たにしてます」
都築亮輔記者「客席部分は低い位置にあるため水面がすぐ近くにありとても臨場感があります」
さらに2階のデッキに上ると…
都築記者「宮島がみるみる近づいてきます、スピードがあるせいか風が心地よいです」
これまでの2つの航路では対岸に渡るのに10分かかりましたが、アクアネット広島の航路では5分ほどで対岸へ到着します。
第3の航路が就航しますます便利になる宮島口。
7月にはさらなる変化もあります。
都築亮輔記者「新しい広島電鉄の駅はフェリー乗り場からまさに目と鼻の先にあります。ここから見る限りではホームの形もできつつあり開業を待つばかりといった印象を受けます」
7月2日から運用が始まる予定だという広島電鉄の広電宮島口駅。
これまでの駅よりも70メートル海側に移設されるため、宮島に行くフェリーへの乗り継ぎがスムーズになります。
宮島観光の入り口として姿を変えつつある宮島口。新たな広島観光の顔となるでしょうか。