「タンしゃぶ」を食べるならこの店へ!肉好きを悶絶させる最上級の旨み!
肉好きの大人は「すき焼きよりしゃぶしゃぶがいい」ということも多いのでは?
であれば、本日ご紹介するこの1軒は絶対に外せない!なぜならば、“タンしゃぶの発明者”が手掛けているから。
そんな、代々木エリアのグルメを間違いなく代表するであろう名店の魅力を紐解いていこう!
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※まん延防止等重点措置期間中につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。
絶妙な火入れが、タン元の芯のなめらかな食感と深き旨みを引き出す
お皿にびっしりと敷き詰められ登場する「極上和牛タンしゃぶ」。一番人気は、特選黒豚、極上霜降り和牛ロース、前菜や野菜、中華麺、デザート、コーヒーまでつく「金龍コース」1人前15,000円(写真は2人前/サ込)
美しく輝くタンを沸き立つ出汁で3秒。豆苗もゆがき、巻き込んで食べる。
「でしょ?タンはやっぱりツルシコ食感が魅力」
豪快に笑う『代々木 今半』店主の郄岡 稔さんこそ、“タンしゃぶ”の発明者、その人なのだ。
黒毛和牛のタンに課せられた“3秒ルール”は守らずにいられない
ダイナミックにカットされた大きな和牛タンは、サッとゆがくことで上品な旨みをぎゅっと凝縮。そこにかける塩は、なんと8種類を常備!きめ細かいパウダー状の塩が肉に均一に広がって溶け出し、誰もがその食感と味わいに驚く
「黒毛和牛の柔らかいタン元の、さらに芯の部分しか使いません。旨み倍増のため、熟成もさせています」
郄岡さんはパイオニアである前に、最高の美味しさを志す求道者なのだろう。
ゆがく出汁は、日高の最高級昆布に加え、牛スネやモモからとったブイヨンをわずかに忍ばせ、タンの旨みの増幅を図る。さらに、主役を引き立てる野菜は産地に自ら赴き、調達。
こうした万事に手を抜かない姿勢が、他の追随を許さない“タンしゃぶ”を育んできた。
和牛ロースと黒豚も圧巻!
和牛はA5のリブロースのみ使用。この日は近江牛でBMSも10の逸材。
純血種の黒豚も登場する。コースより
「最後のコーヒーまで旨いものしか出さない。これホント」
感動の余韻に浸り、本物は一朝一夕で作れないことを痛感する。
8種の塩をお好みでブレンド
塩にさまざまな味を付け、提供。
右上から時計回りに、黒こしょう、メキシカンチリパウダー、バジル、ニンニク、レモン、梅、柚子、黒ゴマ。
◎鍋のお供に◎
「ローストビーフ」はホロホロの柔らかさ。鍋の前に提供される前菜だが、完成までに1週間はかかるそう。
「ソースなしで美味しい、本物の英国式です」と郄岡さん。コースより。
店主に聞いた推しの〆
〜試行錯誤の上、たどり着いた中華麺〜
「〆の中華麺は、仕入先を何度も変えてたどり着いた低かんすい、卵2倍の特注麺です」
ゴマダレで作る担々麺と塩ザーサイが決め手の湯麺の2種、楽しめる。
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タンを噛みしめた瞬間、じゅわっと広がる旨みが、この上ないほどの口福感で満たしてくれる。
肉好きの大人なら、この冬確実に押さえておきたい1軒だ!
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