冬に食べたいご馳走鍋といえば、ふぐ。しかも白子入りの“ふぐしゃぶ”があるという。

この冬の風物詩を名物とする店は都内に数あるが、それらの店とは一線を画するふぐの贅沢コースを展開する新店が昨年オープン。グルメな大人たちを早くも虜にしている。

大切な人を誘って行きたい、冬の贅沢デートにぴったりの名店だ!



※まん延防止等重点措置期間中につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。


お腹の底から温まる、滋味深い味わいこそ大人の幸せ

たまにはふたりで、贅沢鍋もいい。カウンターの向こうにいるスタッフが鍋を仕切ってくれるので、最高の状態で楽しめる


ふぐは冬のご馳走の代名詞だが、この店で2月末まで味わえる“ふぐしゃぶ”は異彩を放つ。

銀座でふぐ専門店を営む店主は、前からふぐちり鍋は身(骨付)の食感を優先するため煮込めず、骨から出汁がでないとジレンマを感じていた。

そこで、骨を抜いて皮と共に4時間炊いた“ふぐ骨スープ”によるしゃぶしゃぶを考案。

そして、昨秋に開業したここ『ふぐ倶楽部 miyawaki 別邸』で、ふぐ料理9品がつく形での提供を始めた。それも2万円以下と、ふぐのコースとしてはお値打ちである。


出汁香る湯気にあてられて、ふたりの距離は一層縮まる

最初に白子と切身を楽しんだ後に、野菜を投入。コラーゲンをたっぷり含む出汁は、葉野菜やきのこも美味しくする。ふぐの風味は抜群の相性。「ふぐしゃぶコース」18,150円は2月末まで(数量限定)


怒涛のふぐ料理のあとに登場するのは、白濁したふぐ骨スープの入る土鍋。もう、湯気の香りで飲めそうだ。

そんな出汁にまず白子を入れ、しゃぶしゃぶした切身を巻いて食べれば、白子がまろやかなソースとなり口内がふぐの旨みでいっぱいに。

海の生簀で手間暇かけ育てられたふぐは、上品な余韻がじんわり続く。

骨付の塊も投入され、最後は手掴みでしゃぶりつくのがお約束。冬の醍醐味を存分に堪能したい。


白子ポン酢のつけダレもあり!


蒸してペーストにしたクリーミーな白子ポン酢で食べるのが正解!


― CLOSE UP!―


この日は、佐賀県呼子町産のふぐを仕入れた。切身をしゃぶしゃぶした時に程良い弾力がでるのが特徴だという。

ふぐは呼子町産を中心に、その日の状態によって最適なものを選ぶ。


◎鍋のお供に◎


スポイトに入った隠岐のオリーブオイルをかける「とらふぐのキャビア巻き」。

刺身は蛇の目に隠し、包丁を入れた厚切り。キャビアのまろやかな塩味が淡い身と合う。コースより。


店主に聞いた推しの〆
〜ふぐ出汁を吸わせた雑炊〜





カルボナーラくらいのゆるめの卵とともに、ふぐ出汁雑炊を食べるのがおすすめだそう。

「白子をトッピングして、コク増しするのも美味しいですよ!」とのこと。



絶品ふぐしゃぶを求め、オープンから早くも食通たちの予約が殺到!

今のシーズンでしか味わえない贅沢なふぐのコース、ぜひ堪能いただきたい。

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