日常の延長線上のデートばかりだと、彼女とのムードも平熱になってくる。

でも、たまには本気で美味しい名店で、一流の「旬」を味わって二人で感動を共有したい。

そんな日は、「銀座の和食」をチョイスするのがベスト!

今回は、真の和食好きの大人が集う“銀座”で大人気の店を厳選してご紹介しよう!



※コロナ禍の状況につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。



1.冬の風物詩「天然虎ふぐ」が味わえる名店!


ふぐ福治

天然の白とらふぐだけを使用するふぐ料理が、3月末までのハイシーズンは無休で営業するほど、予約殺到の人気店だ。

同店では、ふぐの状態に合わせて2〜3日寝かせる。その間、身がやや柔らかくなると同時にアミノ酸も増え、旨みが増すのだそう。その真骨頂は「ふぐちり」。熱々にかぶりつけば、歯茎に染み入るような旨みに陶然となる!

年間通じて提供しているすっぽん料理も絶品で、ご主人の熟練の技の凄みを体感できる。誘った相手を絶対に満足させられる店なのだ。



2.世界が認める一流の料理人による独自の世界観が、食通を唸らせる!


銀座 稲葉

世界レベルの料理人が腕を振るうこちらのお店。その人こそ、「アマネム」や「コンラッド東京」で総料理長を務めた稲葉正信さんだ。

“間違いのなさ”は言わずもがなで、キャビアを添えたもろこし豆腐や、フカヒレの小鍋など超絶美味の連続。既存のルールにとらわれな意外性で、訪れた大人の好奇心を刺激する。

稲葉さんが魅せる独自の世界観に、「“一流”とはまさにこの店のこと」と、グルメな大人たちも脱帽。和食好きの大人が憧れる一軒である。



3.ひと口ごとに広がる多彩な味に心ときめく


銀座 和久多

木を多用した設えとほのかに薫る香におもてなしを感じる、銀座8丁目に佇むこちらのお店。素材本来の美味を追求した正統派の懐石コースが魅力だ。

例えば、八寸にはあわびや飯蛸、若鮎など、贅沢な食材をふんだんに盛り込む。とくに素材の味がダイレクトに出る山の幸は、秋田産と京都産が外せないという。

〆の土鍋ごはんは、ふたを開けた瞬間の高揚感を大切に、海山の幸を必ず数種類は盛り込むのだそう。彩りの巻海老をのせ、いい塩梅についたおこげの食感を楽しむ。贅を知り尽くした大人にこそ、味わっていただきたい。



4.粋な料理をつまみに日本酒が進む!


歌舞伎座裏まさし

東銀座に立地のとおりの名をもつ和食店。路地裏を進み店に入ると、カウンターに8席が並ぶ小体な空間が広がる。

コースは良心的にして、その展開は食道楽の心を躍らせる内容。例えば、お造りに入る「藁焼き鰆のたたき」は工程が臨場感満点。パチパチと音を立てながら高くあがる炎で鰆が炙られ、脂が溶けた頃に手早く切られ提供される。

また、懐石的メニューを味わう中、「蓮根と岩海苔入りもち豚餃子」や「奈良漬入り白エビのサンドイッチ」など身近なメニューにひと工夫された料理も登場。その心意気に、ほっと心をほぐされる。



5.熟成で素材の旨みを引き出し、和食の真髄を極める


小熊

銀座の並木通り沿いのビル3階に潜むこちらのお店。全国から厳選した最高級の食材を使った料理は、繊細でありながら、力強さを感じられる。

その秘密は、素材の持ち味を最大限引き出す熟成にある。熟成の期間は食材によって異なるが、旨味の極みを的確にとらえ、提供する。熟成魚のお造りは、これまで経験したことのない奥深い味わいだ。

また、〆の土鍋ごはんが絶品と評判で、無二の美味しさにほっと心が温まる。始まりから終わりまで、感嘆たる思いにさせられる名店だ。



6.高級懐石の流れをくむ、実力派の店


時喰み

カウンター和食は数あれど、ウィットの効いたメニューが揃い、ワインも充実している代表格といえば東銀座のこちらのお店。銀座の人気店『徳うち山』や『銀座くどう』を率いる工藤淳也さんがオープンした。

料理はすべてアラカルト。“フォアグラ最中”や“炊きたて白米の痛風飯”など、字面からして好奇心がわくメニューが並び、目移りしてしまう。

雑居ビルの2Fにあり、小じんまりとした空間ゆえ隠れ家感もあり、デートにも好都合。シーンごとに気ままに行ける店を銀座に持てば、大人の粋が身についていくだろう。