ミニカーショップイケダ

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 (有)イケダ模型(TDBコード:983436601、資本金1000万円、東京都荒川区西日暮里2-15-9、代表池田直治氏)は、7月8日に事業を停止し、事後処理を荒木哲郎弁護士(東京都千代田区永田町2-14-2、赤坂山王総合法律事務所、電話03-3591-6078)に一任、自己破産申請の準備に入った。

 当社は、1976年(昭和51年)3月に創業、81年(昭和56年)3月に法人改組。西日暮里(荒川区)にて、「ミニカーショップイケダ」の店名で、ミニチュアカーを主体として玩具の小売りを手がけていたほか、全国のミニカーショップや玩具店、大手量販店向けに卸売りも手がけていた。

 当社が取り扱うミニチュアカーは、乗用車をはじめ、スポーツカー、乗り合いバス、消防車等の特殊車両など多岐にわたり、国産・外国車を問わず、さらに希少価値のあるレア物まで取り揃え、ミニチュアカーファンの間で高い知名度を有していた。また、毎月1回フリーペーパーの『ミニカーマガジン』を発行するなど、ミニチュアカーファンの増加に努めるべく情報発信にも注力し、2001年8月期には年売上高約6億1000万円を計上していた。

 しかし近年は、一定の根強いファンに支えられつつも業績に伸びがみられず、2020年8月期の年売上高は約2億5600万円にとどまっていた。こうしたなか、代表の体調不良により、事業継続が困難となり、今回の事態となった。

 負債は2020年8月期末時点で約2億3400万円。