いんげんの正しいゆで方!保存方法&鮮やかに仕上げるコツも

いんげんをゆでる前に!下処理が重要

いんげんをおいしくゆでるためには、下処理が大切。少し面倒に感じてしまうかもしれませんが、下処理をすることで仕上がりが全然違います。ヘタを折ってすじを取る作業だけなので、必ずやっておきましょう。

方法はとっても簡単!いんげんを軽く水洗いしたあと、ヘタのあるほうをポキッと折って、軽く引きます。すじがついてくれば完了です。すじがない場合は包丁でカットするだけでOKですよ。

すじ取りのポイント

ヘタの部分を折ってから片側のすじを取り、反対側の花落ち部分を摘んでさやに沿ってすじをひっぱります。

最近はすじがやわらかいものが多くなり、すじ取りが必ず必要というわけではありません。購入したいんげんに合わせてすじ取りをおこなってくださいね。

【基本】いんげんのゆで方

下準備がしっかりできれば、あとはお湯でゆでるだけです。ポイントは塩分の量とゆで時間。ゆで時間が短すぎても長すぎてもおいしく仕上がらないので、キッチンタイマーなどで計りながらゆでるといいですよ。いんげんの太さによって時間は多少変わりますので、ゆで具合を確認して調節してくださいね。

ゆで方

かためにゆでる場合

歯ごたえがしっかり残るいんげんがお好みなら、サッと簡単にゆでましょう。鍋に塩を入れて火にかけ、沸騰したらいんげんを入れます。90秒ほどゆでたら、ザルにあげて氷水にさらして完成です。

やわらかくゆでる場合

クタクタにやわらかいいんげんがお好みなら長めにゆでましょう。鍋に塩を入れて火にかけ、沸騰したらいんげんを入れます。2分ほどじっくりゆで、ザルにあげて冷水にさらせば完成です。

おいしいゆでいんげんを作るコツ

塩分濃度2%でゆでる

1つ目のポイントは塩分濃度です。いんげんのような青い野菜をゆでるとき、塩を入れると野菜の変色を防ぎ、栄養成分がお湯の中に流れ出ないようにできます。

塩分濃度の目安は2%ほど。(1リットルの水に対して、塩20g)沸騰したお湯に塩を入れてからいんげんをゆでましょう。

氷水・冷水にさらす

ゆでたあと、ザルにあげてそのまま放置すると熱が入ってしまうので、氷水や冷水にさらすようにしましょう。いんげんをやらわかくしたい場合は、氷水ではなく冷水で十分。冷えたらすぐにザルにあげて水気を拭き取りましょう。

【冷凍保存用】いんげんのゆで方

冷凍保存する場合のゆで時間は、固さが残る1分程度がおすすめです。新鮮なうちに塩ゆでして保存するようにしましょう。

いんげんの冷凍保存方法

固めにゆでたいんげんは、氷水で冷やし、水気をしっかりと拭き取りましょう。フリーザーバッグに重ならないように入れて、空気を抜いて冷凍保存します。金属トレイの上にのせて冷凍すると急速冷凍されるので、解凍時にべチャッとなりにくいですよ。

使用する際は、解凍せずに凍ったままの状態で調理するのがおすすめ。サラダや胡麻和えなどに使いたいなら、水にサッとくぐらせてから電子レンジの解凍モードで加熱しましょう。もちろん自然解凍しても大丈夫です。

冷凍いんげんの賞味期限は、1ヶ月程度。使いたい分だけ使えて便利なので、ぜひ冷凍保存を利用してくださいね。

時短をしたいなら!電子レンジを使ういんげんのゆで方

電子レンジを使う方法は、洗い物が減り時短にもなるので急いでいるときにおすすめ。

電子レンジでのゆで方は、下処理したいんげんを水気を残したまま耐熱皿にのせ、ふんわりとラップをかけます。やわらかめにしたいときは500Wで3分加熱。かためにしたいときは2分半程度の加熱し、水にさらして完成です。

平いんげんのゆで方は?

いんげんには、幅広く平たい形の「平いんげん」があります。一見かたそうにみえますが、すじが少なくやわらかいのが特徴で、加熱すると甘味が増しますよ。

平いんげんは、包丁で両端を切るか手で折るかします。稀にすじがあるため、すじを見つけたらゆっくり引っ張って取りましょう。

鍋に塩を入れて火にかけ、沸騰したら平いんげんを入れます。2~3分ほどゆで、ザルにあげて冷水にさらしましょう。

いんげんのおいしいゆで方を覚えて食卓に彩りを

ゆでたいんげんは、冷凍保存しておけば炒め物、煮物、揚げ物など、どんな料理にも活用でき、彩りを添えることができます。正しい下処理をおこなえば、いつでもおいしいいんげんが食べられますよ。さっそく明日の献立に、色鮮やかなグリーンを加えてみてはいかがでしょうか。