結婚指輪が胴にはまったまま泳ぐ魚(画像は『Norfolk Island’s Reef 2021年5月11日付「WHEN PLASTIC (AND GOLD WEDDING) RINGS ESCAPE INTO THE WILD」(Credit: www.norfolkislandtime.com.au)』のスクリーンショット)

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このほどオーストラリア領のノーフォーク島で、地元に住む女性が金色の指輪を胴にはめた魚を発見した。のちに指輪の持ち主である男性を見つけることができたが、この男性は5か月前にビーチで結婚指輪を失くし、完全に諦めていたという。『People.com』『The Sun』などが伝えている。

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ニュージーランドとニューカレドニアの間に浮かぶノーフォーク島は、美しい海に囲まれた自然豊かな場所である。この島でフリーライター兼編集者として活動するスーザン・プライアーさん(Susan Prior)が、今月10日にエミリー湾でシュノーケルを楽しんでいたところ、胴に金色の指輪がはまったボラを目撃した。

ボラはそのまま泳ぎ去ってしまったようだが、スーザンさんは以前地元の人たちが集うFacebookページで今年初めに「男性がビーチで結婚指輪を失くした」という投稿があったのを思い出した。また指輪が高価なものと思ったスーザンさんは、持ち主を探すことにした。

地元の人たちの協力もあり、この指輪はゴールドコーストに住むネイサン・リーヴスさん(Nathan Reeves)のものだと判明した。どうやらネイサンさんは家族と一緒に昨年末頃ノーフォーク島を訪れ、妻のスージー・キンタルさん(Suzie Quintal)とエミリー湾でシュノーケルをしていた最中に結婚指輪を失くしてしまったようだ。

指輪をはめたボラは今後、地元の人たちの協力のもと投網などで捕獲した後に慎重に指輪を外す予定とのことだが、スーザンさんによるとそれは「簡単な作業ではない」そうだ。

しかしスーザンさんは、ボラを救うことと大切な結婚指輪をネイサンさんのもとへ返却できることに嬉しささえ感じているという。

実はスーザンさん、ノーフォーク島のゴミ問題を懸念しており、地元のビーチ・クリーン活動に参加している。また今回のボラのように、指輪ではなくプラスチックのリングをはめたボラを発見することもあったそうだ。スーザンさんは自身が運営するブログで次のように述べていた。

「2021年2月、ジュースやミルクボトルについているプラスチック製のリングがはまったボラを見て、胸が張り裂けそうになりました。この厄介なリングが自然界に流出した結果、こんな悲しいことになるのです。ボラは砂の中の餌を探し回るので、落ちているリングやゴム輪などに頭を突っ込んで、それが簡単に体にはまってしまうのです。」

スーザンさんは今回の結婚指輪について多くの関心を集められたことを機に、海洋生物が人間のゴミの犠牲にならないためにも「プラスチック製のリングは切ってから捨てるように」と訴えている。画像は『Norfolk Island’s Reef 2021年5月11日付「WHEN PLASTIC (AND GOLD WEDDING) RINGS ESCAPE INTO THE WILD」(Credit: www.norfolkislandtime.com.au)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)