ファミリーレストラン「ココス」のグランドメニューが、2021年3月30日に春夏向けに改定されました。

改定の大きなポイントとして挙げられるのが、ココスの女性社員発案のメニュー。彩りや盛りつけ、野菜などの具材感、サイズ展開など、これまでとは大きく変わっています。

新メニューを試食した記者が、注目商品とココスのこだわりポイントを紹介します。

女性だけのミーティングも

記者はココスの商品開発担当者と広報担当者を取材。家族連れや30代女性の利用者が多いことから、女性にフォーカスしたメニュー開発にも力を入れたいとして、改定には女性社員の声を重要視したといいます。商品開発チームには男性が多いそうですが、今回は女性だけの意見交換の場を設けたそうです。

記事では、新登場の注目商品を「サラダ」「お肉」「デザート」の3つのカテゴリーにわけて紹介します。

まずは「サラダ」から。注目商品は「カクテルサラダ」(各319円)と「グリルチキンとナッツのサラダ」(759円)。

「カクテルサラダ」はもう1品が欲しい時に、胃にもお財布にも優しいメニューです。パフェグラスに入っていておしゃれな雰囲気です。

「明太子ソースのカクテルポテトサラダ」「チキンときのこのカクテルサラダ」など、4種があります。

野菜たっぷりで、"罪悪感のないおつまみ"として、お酒好きの女性社員にも好評とのこと。

「グリルチキンとナッツのサラダ」は、11種の野菜とチキンの"パワーサラダ"。多彩な野菜に、柔らかいチキンとナッツのカリカリ食感は、食べ応えも満足感もばっちり。

特筆すべきは、ドレッシングが4種(オリーブオイル、ガーリック醤油、シーザー、すりおろし野菜)から選べること。これまでもオーダーがあれば可能でしたが、今回の改定ではメニュー表に記載することで、「選べる楽しみ」をアピール。悩んでしまう人は、おすすめドレッシングが記載されているのでご安心を。

レギュラーサイズ

ほか、定番人気の「カリフォルニアタコサラダ」に1人前サイズ(429円)が登場も大きなポイント。これまでの2〜3人前サイズ(759円)と合わせて、シーンによる使い分けができるようになりました。

自慢のお肉メニューに野菜をプラス

ココスの大定番といえば、「包み焼きハンバーグ」。アツアツの鉄板に、ジューシーなお肉がどどんと乗った姿には食欲がそそられますが、お肉メニューは見た目が"茶色一色"になりがちですよね。

そこで、見た目と味わいをアレンジしたメニューが「柚子香る和風包み焼きハンバーグ」(150g/1089円)です。包み焼きの醍醐味である「開けた瞬間の香り」を楽しんでもらうために、ホイルは食べる本人が開ける仕様がココス流(※カットは店員)。記者も体験しましたが、開けた瞬間に柚子がぶわっと香り、食欲がそそられます。

柔らかいお肉とさっぱりとした柚子の味わいは暖かい季節にぴったり。さらに大きめにカットされた白ねぎや茄子、獅子唐、きのこ、そして横にはまるまるじゃがいも1個と、もはやライスは不要のボリューム感です。

具材感と彩りが大幅にアップしました。柚子好きなら、別添えの柚子胡椒に"追い柚子"もおすすめです。

もうひとつの注目は「さっぱりレモンのハンバーグ 〜彩りサラダ仕立て〜」(790円)。下にあるハンバーグが見えないほど山盛りにトッピングされているのは、レモン、水菜、紅芯大根、ケールです。

レモンのほどよい酸味と渋みがさっぱりとした後味をもたらします。コーンが甘めなのでバランスも◎。

こだわりは、一度凍らせたレモンを使用していること。柔らかくなり、渋みが減ることで、皮も食べやすくなっています。

ほか、定番の包み焼きハンバーグ(150g)各種に「115g」サイズが加わったことも大きな変更点です。

贅沢にマカロン3種のせ!

デザートの新メニューの注目は、「マカロンココッシュ」(649円)。バター風味の72層のデニッシュ生地と、ふわとろクリームが好評のココスの定番デザート「ココッシュ」に、マカロンとバニラアイス、ピスタチオソースを贅沢にトッピング。

華やかな見た目からも気分が高まります。

「ちょっとお高めなスイーツをファミレスで食べたい」「できればいろんな種類を食べたい」という女性社員の期待に応える、フランボワーズ、シトロン、ピスタチオのマカロン3種のせ。さっくり&しっとり食感の本格的な味わいで、お得感満載の一皿です。

ほか、レモンづくしでお口直しにぴったりの「レモンパフェ」(429円)など、トレンドを押さえたデザートも。こちらにもマカロンがトッピングされています。