職場の女性差別「妊娠した同僚の仕事は″女が休むんだから女がフォローしろ″」「上司にキャバクラ代わりにされる」
「女だから」と自分の性別をマイナスに感じたことがある女性は多い。電通総研の調査によると、社会全体において「男性のほうが優遇されている」と回答した女性は74.9%にものぼる。
実際、どのような時にマイナスだと感じたのか。教育・保育業界で働く30代女性キャリコネニュース読者は、
「まだ子どもたちが小さい時に『〇〇さんは子育てしてるから仕方ない』的なことを言われ、仕事上でのチャンスを逃した。女だから子育て? あんた(男性上司)も赤ちゃんおるやん」
と憤る。家事育児は女性が中心となって行うべきだと考える上司に辟易としているようだ。
「上司も『コンプラが〜』なんて言ってはいますが、本質では何が悪いのかわかっていない」
女だからと仕事を逃した人もいれば、同様の理由で仕事を押し付けられる人もいる。営業職で働く30代女性の職場には、「妊娠した同僚の仕事は、女が休むんだから女がフォローしろ」という無茶苦茶な風潮がある。
「妊娠した同僚の検診やつわり、産前産後まで仕事をフォローするのはキツすぎる。2人分の受注目標を背負わされて評価はされません。現在、辞めようと転職活動中です」
妊娠中の検診から産後までとなると、かなり長期にわたってフォローする必要がある。女性1人が2人分の受注目標を背負って働き続けるのは、無理といえないだろうか。
クリエイティブ職の20代女性は、上司の誘いで飲みに行った時のことを綴る。女性は2人きりを避けようとしたが、結局サシで飲むことになった。その時について、
「隣に座られキャバ嬢の代わりのような行為をさせられていました。上司も『コンプラが〜』なんて言ってはいますが、本質では何が悪いのかわかっていないような……」
と語り、「こんな男性もまだまだたくさんいるようです」と嘆く。
「新入女子社員だけ顔面でランク付けされ、『今年はアタリ/ハズレの年だ』」
ITエンジニアの30代女性は、日系企業に勤務していたが、「成果をあげても『女だから、色気があるから評価された』と言われました」という。それだけでなく、男性と2人でミーティングをしていると、周りから「付き合ってるのか」「色仕掛けか」など揶揄された。
「新入社員時代に、先輩男性社員から、新入女子社員だけ顔面でランキング付けされ、『今年はアタリ/ハズレの年だ』などと、業務に関係ないところで噂されてたこともあります。全て同じ日系大手企業での出来事です」
セクハラやパワハラも酷く、女性は転職。大手外資系企業に移った。
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