あまりにも「鋭利」なオブジェが、ツイッターで注目を集めている。

こちらはツイッターユーザーのきずなめ(@kizunameai)さんが2021年2月19日に投稿したものだ。撮影場所は、ビジネスセンター「大手町プレイス」(東京・大手町)のウエストタワー近くだという。

大きなビルを背景に、円錐のような形のオブジェがドンッと構えている。銀色の針先がスーッと上へ上へと伸び、まるで夜空をつんざく勢いだ。


おお...(画像はきずなめ(@kizunameai)さんから)

投稿者の「ビルから落ちた人を串刺しにするオブジェ」という呟きにも、なんだか頷けてしまう。この光景を見た人からは、ツイッターに、

「ひとたまりもありませんなぁ」
「自分もここ通る度に同じこと思ってた」
「コナンでビルから落ちた人が刺さる事件あったなあと思って見ていたら、すでに話題にあがっていた」

といった反応が寄せられている。「串刺し」というキャッチャーなワードから、「バイオで見たやつ」「戦鎚の巨人」「Anotherしか思いつかん」などと、アニメや漫画、ゲームのワンシーンを思い出した人もいるよう。

Jタウンネットが22日、撮影者のきずなめさんにオブジェを見た時の心境を聞くと

「先端が針のようにどこまでも鋭く、ビックリしました。思わず3度見しちゃいました」

と述べた。大手町プレイス付近で知り合いと待ち合わせした後、歩いている時に発見したという。

ちなみに、注目を集めたオブジェの正式名称は「SUN DIAL」。

英語でsundialとは、「日時計」のこと。太陽によってできる影を利用した時計だ。

大手町プレイスの公式サイトによると、このオブジェは現代美術家の杉本博司さんが手がけたもので、三次関数の数式を立体的に表現した数理模型シリーズのひとつだという。

高さが12メートルもある巨大な彫刻で、名前の通り日時計の役割を果たす。影を通じて「春分・秋分の昼が等分された南中時のひと時」を感じることができるそうだ。

実物が気になった方、是非足を運んでみてほしい。