[ちちんぷいぷい−毎日放送]2021年2月3日放送で、兵庫・養父(やぶ)市の、ふるさと納税の珍しい「返礼品」を取り上げていました。

「体験」をふるさと納税の返礼品にする自治体も多いなか、養父市は全国初の「リモート狩猟体験」を返礼品としています。


ふるさとチョイスのウェブサイトより

狩猟現場をライブ中継

この返礼品には、大きく分けて3つの要素があります。

1つは、「狩猟現場のライブ中継を閲覧」すること。

猟師さん専用のスマホアプリで罠の様子をリアルタイムで閲覧。囲い網に獲物が入ると通知が届き、猟師さんが捕獲のタイミングを見計らって遠隔操作で罠の扉を落とすところを見ることができます。

また、「地元猟師との交流」も可能です。

動画を見ながら猟師さんとチャットができます。

そして最後は「狩猟で学ぶコンテンツ提供」。

猟師のおすすめジビエ調理法などが紹介されています。

普段はなかなか体験できないものばかりですね。

「リモート狩猟体験」が生まれた理由

養父市によると、

「農作物被害の軽減に向けて活躍する猟師の活動を多くの人に知ってほしい」

との思いからこの返礼品を考案したそう。期間は2か月で寄付額は5万円とのことでした。

体験終了後には養父市で捕獲した「やぶ鹿」のジビエ肉400gが自宅に届くとのこと。

猟師さんが専用のスマホアプリの画面を見ながら遠隔操作で捕獲しているというのは初耳でした。

これまで知らなかった猟師さんの仕事ぶりを知ることができていいですね。

(ライター:まみ)