[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2021年2月3日放送の「なぞの細道」のコーナーで、七尾市の「のとじま水族館」から中継をしていました。

館内にある水槽「青の世界」では、大きなジンベエザメが泳いでおり、飼育員さんがえさやりをしています。

大きな口を開けてエサを食べるジンベエザメですが、周りの魚を食べたりしないのでしょうか?


写真はのとじま水族館のウェブサイトより

喉が細くて、魚はのみ込めない

のとじま水族館には、体長5メートルほどの「ススベエ」と4.5メートルほどの「ナナベエ」がいます。大きいと言ってもまだまだ子供サイズで大きくなると10メートルほどになるそうです。

彼らは、1日2回、1食に3.5キログラムほどのえさを食べます。

えさはプランクトンの仲間やサクラエビ、キビナゴ、シラスなどで栄養の偏りがないように、水族館の中では、高価なえさを食べているんです。

実はジンベエザメは、口は大きいですが食道は小さく、喉の大きさは500円玉ほどしかないそう。

ですので、他の魚を口に入れたとしても吐き出し、えさである小さなプランクトンしか飲みこまないとのこと。

こんなに大きな体で、たった3.5キロほどのえさ。大食いのギャル曽根さんくらいしか食べなくて大丈夫なのか、心配ですよね。

1日の食事量に対する体重比は、ラッコが20%、イルカが7%なのに対して、ジンベエザメは1%ほど。

かなり少なめですが、ジンベエザメは動きもゆっくりで、体にエネルギーを蓄えており、かなりエネルギー効率の良い生き物なのです。

水族館の人気者は省エネでやりくりをしているのですね。

(ライター:りえ160)