「NO」を「YES」に変えられる、人の心を動かす「伝え方の法則」
[ちちんぷいぷい−毎日放送]2021年1月27日放送の「へえ〜のコトノハ」のコーナーでは、人の心を動かす「伝え方の法則」をベストセラー作家に学んでいました。
さあ、どう伝えたらうまくいく?
番組では「伝え方が9割」の著者、コピーライターの佐々木圭一さんに聞いていました。
デートにも、仕事にも使える「伝え方」」(画像はイメージ)
デートの誘いに「YES」と言ってもらうには
まずは、「デートに誘うときどう伝える?」
よくありがちなのが「今度ごはん(食事)一緒にどうですか?」という伝え方ですが、
「こんなストレートな伝え方では、相手が自分に興味がない場合『NO』の可能性が高くなる」
と佐々木さん。でも、ほんの少し伝え方を変えてあげるだけでデートに行ける可能性を高めることができるのだとか。
人を動かす伝え方のポイントは、
STEP(1)「自分の頭の中をそのまま言葉にしない」
STEP(2)「相手の頭の中を想像する」
STEP(3)「相手のメリットと一致するお願いをつくる」
(1)「ごはんに行きたいな〜」という気持ちをそのまま伝えると「YES」or「NO」は相手の気持ち次第に...。そこで、(2)相手が自分に「興味なし」+「イタリアンが大好き」だという場合、(3)「驚くほどおいしいパスタのお店があるんだけど、今度行かない?」と伝えることで成功の可能性がUPするとのこと。
この伝え方の法則はデート以外に仕事でも使え、標識や看板などにも応用可能だそうです。
さらに求める方向に誘導する方法も!
先ほどの例でいうと「驚くほどおいしいパスタのお店か、石窯ピザのお店、どっちがいい?」と伝えることで「興味があるもの」+「どちらか選べる」という2つのメリットが。
「人は選択肢を与えるとどちらかを選ぶ傾向があるので、その時点でもう『YES』になっています」(佐々木さん)
他にも、「しない方がメリットがあるよ」という、不特定多数の人に効果的な「嫌いなこと回避」もあります。
例えば、「芝生エリア立ち入り禁止」ではなく「芝生に入ると農薬の匂いがつきます」というなど。
また、やる気のない人には「一緒にがんばりましょう!」と「チームワーク化」すると効果的です。
さらには、「認められたい欲」を利用した「あなたが(窓ふきを)やると高い所もキレイになるから」と家事を手伝ってもらうための伝え方も紹介していました。
ちょっとした伝え方の工夫で、こんなに人の心を動かすことができるというのは目からウロコでした。
(ライター:まみ)