「『薄毛とともに、生きていく。』このモチベーションを保つには、どうすればいい?」(滋賀県・20代男性)
職場の人間関係や恋愛相談、身体のコンプレックスから性の悩みまで――。読者から寄せられた多種多様な悩みを、「自己防衛おじさん」こと占い師の鉄平さんが、真摯かつユーモラスに回答していく。
今回の相談は、「薄毛」に関するお悩み。滋賀県在住の塾講師・Yさん(20代男性)からの投稿だ。
地肌が見えるくらい、頭のてっぺんの髪の毛が薄くなりつつある彼。進行を遅くするため、育毛シャンプーなどを使って予防に励むも効果なし。父親や祖父も薄毛で「明らかな遺伝的要素」だと思っているという。
薄毛は受けて入れる。でも「with薄毛」のモチベーションを保つ方法とは――。そう教えを乞う彼に、自己防衛おじさんはどんなアドバイスを送るのだろうか。
「自らの頭髪をツールに」
読者のお悩み
最近、薄毛が進行してきているのが悩みです。頭頂部が透けてきており、地肌が明らかに見えてきています。
育毛シャンプーなどを使用し、予防に励んでいるのですが効果もありません。家系を見ても、父や祖父も薄毛になっており、明らかな遺伝的要素だと思えます。
この先、薄毛を抱えて生きていく必要がありますが、どのようにして自信を持てばいいか分かりません。
モチベーションを保てる方法を教えてほしいです。
自己防衛おじさんの回答
薄毛の人には薄毛の人にしか分からない、毛深い人には毛深い人にしか分からない悩みがあるのでしょう。
鼻がデカい、目が小さいとあげたらキリがないくらい容姿の悩み、人のコンプレックスは尽きません。特に髪の毛の悩みは、遺伝的要因に限らず、ストレスなどから後天的に始まってしまったものを含めると、男性の場合は特に多いように思います。
しかし、技術の進歩により、ウィッグやカツラ、自毛植毛による頭皮防衛はもちろん、毛生え薬など処方薬の普及によって進行を遅らせる事も可能になりました。
さらに時代の変化と共に多様性を認め合う世の中になって来ていることも追い風です。人種や国籍、肌の色など人様を容姿で揶揄するようなことは、グローバル社会の、特に欧米先進国の知識層では最大のタブー。
移民を積極的に受け入れ始めなければならなくなった、人口減少国家である日本も例外ではなくなりつつあるのではないでしょうか。
また、自分が持つコンプレックスをバネに社会的に大きな成功を収めている著名人も多数いることも事実です。
あなたのそのコンプレックスは個性。人を見た目で判断しない様に、自らの頭髪をツールに塾の子供たちへ身をもって教えていく事も出来るのではないでしょうか?
学問だけを教えて良い成績を取らせることが大人の役割ではありません。人の痛みや苦しみが分かる人間に子供たちを教育してくことも、あなたに与えられた使命なのかもしれません。
薄毛予防をやるだけやったら、あとは全てを天に任せて前向きで穏やかに生きていく。塾講師としてだけでなく、人格者として子供たちを導いてあげてくださいね。
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