皆さんが普段使う駅には、「駅のオリジナルキャラクター」はいるだろうか。

ツイッターをはじめとしたSNSでもしばしば、駅が独自に作成したオリジナルキャラクターが話題となる。

その駅ごとの特徴を表現したいたり、はたまた何の関係もない謎の設定があったりと、その独特の緩さが人々を惹きつけているようだ。

Jタウンネットでは、手作り感あふれる「駅のオリジナルキャラクター」が全国にどれくらいいるのか、調査を行っている。

看板でひっそり活動(?)

2020年12月初旬、都内の主要駅が多く含まれているJR山手線沿線の駅でオリジナルキャラクターを探しはじめた筆者。

東京でも有数のオフィス街である有楽町駅で下車し、駅キャラを探す。

筆者の経験上、駅キャラとの遭遇率が高い駅構内のポスターやホームの柱、ベンチなどを見て回るが、それらしき姿はなかなか見つからない。

有楽町駅には、オリジナルキャラクターがいないのだろうか......。

諦めかけながらも、最後の手段として駅員さんに尋ねてみた。

すると、

「オリジナルキャラクターというほどではないかもしれませんが、駅が独自に製作している掲示物などに時折登場するキャラクターはいます」

と教えてくれた。

どこかにいたはず、と駅員さんはしばらく窓口内を探してくれ、やっと出会えたキャラクターがこちら。


やっと会えた(画像は編集部撮影)

カウンターの「いらっしゃいませ」という看板のところにひっそりといたのが、有楽町駅のオリジナルキャラクターの「ゆうくん」「らくちゃん」「ちょうさん」だ。

これは隠しキャラすぎる......。

向かって左側の、風船を持った小さな男の子風の電車が「ゆうくん」。

真ん中のリボンをつけているのが「らくちゃん」。

そして右側で何やら「うちでのこづち」らしきものを持っているのが「ちょうさん」のようだ。

名前といい、見た目といい、何ともゆるい。特にらくちゃんは、ちょっと無理やりなネーミングという気がする。

だが、「ちょうさん」が「うちでのこづち」を持っているのは、恐らく有楽町駅構内に鎮座している「有楽大黒」をイメージしてのものではないか、と筆者は予想する。

JR有楽町駅には、ラインカラーがウグイス色の山手線と、スカイブルー京浜東北線の電車が止まるが、キャラクター達にもグリーンとブルーのラインが入っている。

そう思うと、駅の特徴もよく捉えており、なおかつゆるいという、これぞ駅キャラ! な存在......かもしれない。

結局、筆者は窓口の看板でしかこの3人(3両?)を発見することはできなかった。

読者の皆さんも有楽町駅を利用する際は、ぜひ探してみてほしい。

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