ネコの模様はどうやって決まっているのだろうか──?

ネコ好きなら、一度はそんなことを考えたことがあるかもしれない。

この疑問について考察した漫画が、ツイッターで「可愛すぎる」と話題になっている。

こちらは、ツイッターユーザーのうすはる(@usushi213)さんが2021年1月11日に投稿した作品だ。


うすはるさんのツイートより

ネットでネコの模様について調べていたうすはるさん。そこでとあるサイトに書かれていたのが、

「ネコの毛柄は『上からスープをたらしたように色がついていく』」

という話だった。「なんて可愛い表現」と感動したうすはるさんは、そこからこんな妄想をふくらませる。


うすはるさんのツイートより

大きなイヌ、ネコ、ウサギなどの前に並ぶ、小さくて白い動物たち。

ネコに限らず、動物は皆生まれる前は全身真っ白の状態で、この世に生を受ける時に神様にスープをたらしてもらっている、というものだ。

なんともファンタジックな話だが、たしかにネコやイヌのあの不規則な毛柄を見ていると、思わずそんな仮説を立ててみたくなる気もする。

お尻の模様はうっかりミス?

そして、うすはるさんはそんな考察に基づいて、自身の飼い猫である「オムライスちゃん(オムちゃん)」の場合はどうだったのかを妄想した。


うすはるさんのツイートより

大きなスプーンのようなものを持った「ネコ神様」に、どんな模様で生まれたいか聞かれた生前のオムちゃん。体はまだ真っ白のままだ。オムちゃんはネコ神様にこうお願いした。

「オムちゃんはおしゃれさんなので七三分けにしてください」
「アイラインも引いてください」

要望通りにネコ神様にスープをたらして模様を付けてもらい、オムちゃんは鏡を見てご満悦の様子だ。しかし、「おしゃれさん」のオムちゃんはさらにネコ神様にお願いする。


うすはるさんのツイートより

顔だけでなく、背中には丸とハートの模様を、左腕にはブレスレットのような模様を所望するオムちゃんに、ネコ神様は「よくばりさんめ」と言いつつスープをたらしてくれた。

今度こそ満足したオムちゃん。さぁ、いよいよ現世に生まれに行くぞ......というところで、彼女の目に入ったのは「ネコちゃんスープ(茶)」と書かれた、模様を付けるためのスープが入った箱。


うすはるさんのツイートより

オムちゃんは箱に入るのが好きなのか、その中にチャプンと入ってしまった。

ああ、せっかくネコ神様に完璧な模様を付けてもらったのに......。


うすはるさんのツイートより

「こうしてオムちゃんは意図せず茶色なお尻で生まれてきたのでした」

たしかに、オムちゃんはお尻からしっぽにかけては見事に茶色。何かに浸かったような模様だ。

妄想を終えたうすはるさんは、漫画の最後で読者に向けて「お宅のアニマルちゃんにもぜひ聞いてみてください」と締めくくった。

うすはるさんの作品を見たユーザーからは、

「うわ、尊い......」
「最高すぎる考察」
「頭からソースぴってかけられてるところとうっかり入っちゃうところ愛くるしすぎます」
「靴下とかハートとかは神様が気まぐれに掛けた模様なのかもですね」

なといった反応が寄せられている。

皆さんのペットのネコちゃんやワンちゃんの模様にも、もしかしたらそれぞれに生まれる前のエピソードがあるのかもしれない。