鳴門の渦潮や阿波踊りで有名な徳島県。実は「関西の台所」と呼ばれる食材の宝庫でもあります。

前回に続いて、そんな「徳島のご当地グルメ」をテーマにした3択クイズを用意しました。出題するのは、テレビ番組などに問題を提供するプロのクイズ作家です。さてみなさん、いくつ分かるかな?

第1問三好市の祖谷(いや)地方でよく食べられる、イモや岩豆腐を味噌田楽にした料理の名前は?

・でこまわし・くちまわし・めめまわし

第2問地元の山海の幸を大皿に盛り付けた「ぞめき料理」。この「ぞめき」とは、何を意味する?

・料理を食べた時に出る感嘆の言葉・たくさんの料理を作るのに慌ただしく準備する様子・阿波踊りの際に演奏される三味線の音

第3問小松島市の名産品である、丸ごとかぶりついて食べるスタイルでお馴染みのちくわは?

・竹ちくわ・桐ちくわ・杉ちくわ

第4問江戸時代から変わらぬ製法で作られる、あるものをまぶして乾燥させたわかめは「○干しわかめ」?

・砂・灰・雪

第5問姿寿司にして食べられる「ボウゼ」の正体は? 

・イボダイ・チダイ・アマダイ

正解はこちら

第1問「三好市の祖谷(いや)地方でよく食べられる、イモや岩豆腐を味噌田楽にした料理の名前は?」

答え:でこまわしこの「でこ」とは「おでこ」のことではなく、人形浄瑠璃で使う人形のこと。由来については、田楽をくるくる回しながら焼く様子が人形を操る様子に似ていることからとも、単に見た目が人形に似ているからともいわれる。

第2問「地元の山海の幸を大皿に盛り付けた『ぞめき料理』。この『ぞめき』とは、何を意味する?」

答え:阿波踊りの際に演奏される三味線の音盛り付けの鮮やかさが、祭りの盛大さを思い起こさせるということで命名された。

第3問「小松島市の名産品である、丸ごとかぶりついて食べるスタイルでお馴染みのちくわは?」

答え:竹ちくわ屋島の戦いの際、小松島に訪れた源義経が味と香りを絶賛したことがきっかけで、現在まで受け継がれる伝統食品になったそう。

第4問「江戸時代から変わらぬ製法で作られる、あるものをまぶして乾燥させたわかめは『○干しわかめ』?」

答え:灰灰に含まれるアルカリ分により、わかめの鮮やかな緑色と歯ごたえの良さを長期間保つことができるのが特徴だ。

第5問「姿寿司にして食べられる『ボウゼ』の正体は?」

答え:イボダイイボダイやアマダイはタイ科ではないが、見た目の特徴が似ているということで「タイ」という名前がつけられている。こうした魚のことを「あやかりタイ」と呼ぶ。

<問題制作:佐藤顕司/相楽昌希>