誕生日当日に手を組んで帰宅した山口と唐沢。

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日も暮れた夜6時ごろ、談笑しながら都内の繁華街を歩く夫婦。マスク姿でも仲のよさが伝わってくるその2人とは山口智子(56)と唐沢寿明(57)だ。

初めて訪れるお店なのか同じ道をいったりきたりしながら、ようやくお目当ての小さなすし店を見つけると、2人は吸い込まれるようにのれんをくぐっていく。

10月20日、この日は山口智子の56回目の誕生日だった。

「1人あたり3万円弱の高級店で、数年前にオープンしたばかりですが、すでに予約の取りにくい人気店として有名です。また店主はミシュランで三つ星を獲得した名店で修業を積んでおり、美食家たちからの人気も非常に高いお店です」(グルメライター)

数時間後、女将に見送られながら店をあとにする2人。お酒も入って上機嫌な様子の山口は自然に唐沢に腕を絡ませる。そのまま肩を寄せ合いながら2人は夜の街に消えていった――。

「結婚以来、誕生日は2人きりで祝うことが夫婦のルールです。唐沢さんは毎年この時期、山口さんからリクエストを聞いては誕生日ディナーのお店をチョイスするそうです」(山口夫妻の知人)

95年12月に結婚し、25年たった今も変わらぬ絆をみせた2人。本誌は’13年6月にも、唐沢の誕生日に腕を組みながらイタリアンレストランでのデートに向かう夫婦の姿を目撃している。

“アラ還”に差し掛かったが、いまだに“新婚の輝き”を失っていないようだ。

「数年前、バラエティ番組で山口さんは『一緒にいる時間は、できるだけくっついていたい』と話しており、今でも毎日、手をつないで一緒に眠るそうです」(前出・山口夫妻の知人)

銀婚式目前でもラブラブな山口と唐沢だが、どちらかと言えば少数派な気も……。

旭化成ホームプロダクツが’13年に30〜59歳の夫婦を対象に行ったアンケートによると、手をつなぐ夫婦の割合は33%。しかし、夫婦問題にも詳しい精神科医の田村毅氏はスキンシップの重要性をこう語る。

「日本では結婚期間の長い中高年はスキンシップが少ないです。年を取ると、お互いに興味をなくしていく傾向にあり、子供ができるとより強まります。スキンシップは、コミュニケーションの一種です。好きな人と触れ合うことでストレスが和らぎ、安心感が得られます。そうして、夫婦関係も緊密になります」

スキンシップで愛を確かめ合いながら、山口と唐沢の夫婦生活はこれからも続いていく――。

「女性自身」2020年11月10日号 掲載