26日に開催されたプロ野球ドラフト会議。10月24日『若狭敬一のスポ音』では、一昨年からドラフト会議の日には会社に幽閉されているCBCの若狭敬一アナウンサーと、ダイノジの大谷ノブ彦がドラフトをテーマに語りました。テレビではカットされたドラゴンズの米村明チーフスカウトの言葉も紹介しました。

ドラゴンズ指名選手を明言

今年のドラフト、ビッグ3と言われたのが早稲田大学の左腕で最速155キロを出す早川隆久投手。
もう一人が近畿大学の走攻守揃った佐藤輝明選手。

そして大学進学を予定していましたが、急遽プロ志望届を出した地元、中京大中京高校の高橋宏斗選手。

大谷「さあ、この3人をまず説明したところで、ドラゴンズが指名するのは実際誰ですか?」
若狭「高橋宏斗です」

若狭アナがきっぱりと言い切ったのには理由がありました。CBCテレビのスポーツ部がドラゴンズの米村明チーフスカウトに単独インタビューしており、それを文字起こししたものを持っていたから。

これは取材対象者からすれば、いついかなる時でも表に出ていいという覚悟で発言したものですから、テレビでカットされた部分も、ここで堂々と言えるわけです。
 

カットされたスカウトの発言

「ポイントは攻撃、野手陣を中心に考えていましたが、高橋君の件で少し戸惑っている。今年一年の戦いを見て、点が取れない。4〜5点取れる打線を組みたい」とインタビュー原稿を読み上げていく若狭アナ。

ここからは実名が出ました。阿部、京田、大島、3選手は年齢的なこともあるかもしれませんが打率が低く、そこを切磋琢磨させつつ強化したいという内容。

若狭「ここね、テレビではカットされてるんですけど、全部言っちゃいますね。近畿大学 佐藤。中央大学 牧秀悟および五十畑亮汰を考えていたが、高橋君の件で練り直す」

「高橋君の件」とは、もちろん、急遽プロ志望届を出したこと。

大谷「喉から手が出るほど欲しかったのが佐藤だったんだ」
 

上手な京田の使い方

12球団で一番ホームランが少ないと言われるドラゴンズ。確かに佐藤選手のようにスラッガーは欲しいでしょう。しかも守備も上手いとなればなおさら。

大谷「ところがドラゴンズというチームが魅力的なのは、二軍で石川にショートを守らせた瞬間に、京田が覚醒するんですよ。だから京田って刺激を与えないとダメね」
若狭「つんつん、必要なのよ」

大谷「絶対京田を意識してるでしょう。プレーが急によくなったもん。しかも6番なんか打たせちゃって、具体的に誰の代わりにやらせるかわかっちゃう」
若狭「すぐ2安打。すぐ守備でナイスプレー。わかりやすい」

10月15日、ウエスタンリーグの試合。それまで4番サードだった石川選手が、6番ショートで起用され大活躍。一軍でショートは京田選手の守備位置。
現在の打順は2番ですが、9月16日広島戦までは、京田選手は7番を打っていました。

大谷「人って面白いなあ。ってか京田って面白いなあ。京田、最高ですね」
若狭「めっちゃいい人なんです」

大谷「手を抜く時は抜いちゃうの。抜かせないためには」
若狭「つんつん」

大谷の京田選手評は「根尾君が入って一番嫌がってましたもんね。だから焦った時が一番いいですよ」とのこと。
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ポテンシャルはメジャー級

再び米村スカウトの発言に戻ります。

若狭「高橋宏斗投手の件で練り直す。高橋宏斗に関しては、今年の初めに見た瞬間に胸を打たれた。衝撃的なボール。1位候補でという気持ちでいた。回転率の高さ、ベース盤での強さは衝撃的だった」

夏場まで身体を作れば、夏以降に出てくるピッチャーだそうです。さらに松坂大輔投手や田中将大投手のようなピッチャーになり得るという評価も。

若狭「ということで、おそらく地元のことも考えながら、即戦力のピッチャーと考えて、高橋宏斗投手で結論が出てると思います」
大谷「となると、やはり与田さんの力が。そして若狭さんの力が必要ですね」

ドラゴンズファンとしては与田監督のくじ運の良さと、若狭アナの滝行に期待したいところです。
 

1位指名する球団は?

若狭「大谷さん、すでに私、滝行に行ってまいりました」

さらに若狭アナの滝行の恐ろしさはくじ運だけではありませんでした。

去年「Aクラスになりたい」と言っていたのですが、今年はシーズン終盤で3位、さらに現在は2位まで上がりました。

ただ根尾選手、石川選手の獲得で若狭アナの運は全部使ったんのではないか?と心配する大谷ですが…。

若狭「他球団は2度あることは3度あると思い、ドラゴンズと競合するのは怖いとビビって逃げる可能性もあります」

他球団から、高橋選手を一位指名するという声が聞こえないのは不思議です。

ネット上では、若狭の滝行を恐れて各球団が高橋選手指名を回避するのではないかと言われているそうです。
 

恐るべし滝行の力

若狭「いま私、ドラゴンズを一手に背負ってますから」
大谷「こんなことある?怯えちゃって」

謎の現象に首をかしげる大谷。

一番驚いてるのが、若狭アナが2年連続滝行をしたお寺の住職だそうです。

若狭「この2年の反響はどうでしたか?と聞いたら、『参拝客も増えて、改めて神様っているんだなぁって思いました』って。おい、そこ前提で寺運営してるんでしょ」

「神がいることを立証した男、若狭敬一。ぜひ皆さま、月曜日のドラフトをお楽しみに」と締めた大谷。

26日のドラフト会議では、中日がドラフト1位で高橋投手を単独指名、交渉権を獲得しました。確かに神様はいるのです。
(尾関)
 

若狭敬一のスポ音
2020年10月24日12時46分〜抜粋(Radikoタイムフリー)