美濃輪 大巨人下し“ヘブン革命”に前進!

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4月2日(日)有明コロシアムで開催された『PRIDE 武士道-其の拾-』。異色の対戦となった美濃輪育久とジャイアント・シルバの一戦は身長差55センチをものともせず、美濃輪が1R2分23秒でTKO勝ちし、PRIDE無差別級出場に大きく前進した。

 2メートル30センチというシルバの巨体にすっぽり隠れてしまいそうな体格差だったが、相手の虚をつく前転から左足にからみつき、テイクダウンを奪う。すると、会場からは大きな「美濃輪コール」が沸き起こった。その声援に後押しされるようにサイドポジションを取ると、ヒザの連打。そのままレフェリーストップ。見事なTKO勝ちとなった。

 シルバと対峙した瞬間、「これはプロレスだって実感がありました。自分の理想のプロレスの世界に一歩近づいた感覚で、向き合った時の感覚は最高でした」と美濃輪。続けて、前転からのタックルについて「名前は前転タックルです。本当はスーパータックルって呼びたいんですけど日本語を入れた方が分かりやすいんで」と美濃輪節をさく裂させていた。

 今回のテーマ「スプリングヘブン」を見事に演じただけに、無差別級に参戦できた場合のテーマについても「『ヘブン革命』ですね。最高の革命を起こしてやろうかなと思っています」と舌好評。「(無差別級に)出れるかどうかは分かりませんが僕は出るつもりで考えています」と参戦をアピールしていた。

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