新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ開催延期が決まったフランスのカンヌ国際映画祭のメイン会場が、ロックダウンの影響で行き場を失ったホームレスの人たちを受け入れている。写真はパレ・デ・フェスティバルで24日撮影。
 - (2020年 ロイター/Eric Gaillard)

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[パリ 24日 ロイター] - 新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ開催延期が決まったフランスのカンヌ国際映画祭のメイン会場が、ロックダウン(外出禁止などの移動制限)の影響で行き場を失ったホームレスの人たちを受け入れている。

 カンヌ国際映画祭は当初、5月12−23日に開催される予定だったが、映画祭事務局は先週、6月末ごろまで延期することを決定した。

 映画祭のメイン会場となる「パレ・デ・フェスティバル」は20日から、ホームレスの人々に門戸を開いており、カンヌ市役所の職員によると「毎晩、50人から70人ほど受け入れている」。

 フランスのマクロン大統領は16日、新型コロナの感染拡大を遅らせるため、買い物や通勤を除き外出を厳しく制限すると発表した。フランスにはホームレス状態の人が1万2,000人程度いるとみられ、衛生面や健康状態に問題を抱えがちな彼らへの影響が懸念されている。

 カンヌ映画祭の会場には、ホームレスの人たちのために食事場所やシャワーの施設、折り畳み式ベッドを置いた部屋などが用意され、ホームレスの人々が連れてきた犬を収容する小屋も設置されているという。