CBS MarketWatchによると、10日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で、米国標準油種であるWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の4月物は、米エネルギー省が8日に発表した3日までの週の週間石油統計で、原油在庫が1999年5月以来、約7年ぶりの高水準となったことが蒸し返され、需給逼迫（ひっぱく）懸念が後退して売られ、前日比51セント安の1バレル＝59.96ドルと反落して引けた。週間では3.71ドル（5.8％）安だった。

　　ガソリン先物は、同3.2セント安の1ガロン＝1.6881ドルと反落、暖房油も、同3.54セント安の1ガロン＝1.6846ドルと反落した。週間では、ガソリンは3.2％安、暖房油は7.1％安。天然ガスは、同4.5セント高の100万Btu＝6.646ドルで引けた。週間では2.1％安。【了】