AFX通信によると、米労働省が10日に発表した2月の雇用統計によると、同月の非農業部門就業者数（軍人を除く、季節調整済み）は前月比24万3000人の増加となった。同月初旬の東部は大雪に見舞われたものの、市場予想20万6000人を上回った。ただ、過去2カ月分が1万8000人下方修正された。労働参加率が前月の66.0％から66.1％に上昇するなか、失業率は2001年4月以来の低水準だった前月の4.7％から4．8％へ上昇した。
　　
　　2月の平均時給賃金は、前月比5セント(0.3％)増の16.47ドル。週平均労働時間は、33.7時間と前月の33.8時間から低下。総労働時間は前月から0.1％低下。

　　業種別では生産部門が4万5000人の増加で、うち建設は4万1000人増加、製造業は1000人減少した。サービス部門は19万8000人の増加、うち小売業は7000人増加、ビジネス専門職が3万9000人の増加、医療・教育が4万7000人増、娯楽・接待業は2万5000人増、政府は3万8000人増加した。

　　278業種のうち就業者を増やした業種は60.3％、製造業84業種では46.4％だった。　【了】