ファンの厳しい声を浴びたシャビ・エルナンデス監督

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 アルサッドのシャビ・エルナンデス監督が逆風にさらされている。

 元バルセロナのレジェンドが率いるアルサッドは9日、ホームでカタールSCと対戦し、0-3の完封負けを喫した。これで直近の公式戦6試合で4敗目。昨季リーグ王者のアルサッドは消化試合が2つ少ないが、ここまで首位アルドゥハイルと勝ち点11差の4位と、大きく水をあけられている。

 スペイン『アス』によると、不満を募らせるファンは試合後、ドレッシングルームに続くトンネルに向かうシャビ監督に対し、「シャビ、アウト!(出て行け!)」と叫び声を上げたようだ。同紙は「ファンは彼の退陣を求めた」と伝えている。

 バルセロナの下部組織出身のシャビ監督は、1998年のトップデビューから同クラブ最多となる公式戦767試合に出場。8度のリーガ・エスパニョーラ優勝や4度のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)制覇など多くのタイトルをもたらし、2015年夏にアルサッドへ完全移籍した。昨季に6年ぶりのリーグ優勝に貢献すると、同シーズン限りで現役を引退。今季からアルサッドの指揮官に就任し、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)でチームをベスト4に導いたが、国内リーグでは苦戦を強いられている。