コストコで販売されている『ヤングココナッツ』はご存知でしょうか。

生のヤシの実を4玉、ゴロンと詰め合わせたもの。パカッと割ると、フレッシュな果汁(ココナッツウォーター)がたっぷり! また、ほの甘くてぷるんとした果肉も楽しめます。アウトドア食材として調達するのがいいかも。のこぎりやノミ&玄能を用意して、挑戦してみてください!

コストコ ヤングココナッツ 4玉|598円

こちらがコストコの野菜・果物コーナーで販売されている『ヤングココナッツ 4玉(YOUNG COCONUT 4COUNTS)』。タイからの輸入品で、4玉セットになってお値段は598円(税込)です。1玉あたり150円ほどですね。メルマガでは「順次入荷、数量限定販売」と案内されていた本品、売出し時(7月上旬)は998円(税込)でしたが、今回の購入時(8月9日)には割引となっていました。

本品は、ナムホーム種の若い果実。果汁が多く、果肉が少ないのが特徴の、ココナッツジュース(ココナッツウォーター)向けの品種です。外側の皮はトリミング済で、ちびた鉛筆のような形状(円柱+円錐)にカットされ、ラップで包んであります。

滋味のあるココナッツウォーターがたっぷり!

果実を冷蔵庫で十分冷やしたら、いよいよ開封の儀。まずは、ココナッツウォーターをいただくため、円錐のてっぺん部分を切り取ります。

パッケージのラベルには「ハムや食パンを切る波型の刃先をもつ包丁」も使えると書かれていますが、実際のところ、パン切り包丁だとかなり苦労します! 内側の皮が固くて刃が通らず滑ってしまい、手を切りそうになるので気をつけてください。できればのこぎりを使ったほうがいいですね。切り込みが深く入ったら、あとは手でこじ開けられます。

1玉に入っていたココナッツウォーターは、370mlほど。大きめのコップを用意しておきましょう。さてその味ですが、ほんのり甘く、滋味にあふれたテイスト。ただし、青臭さがけっこう強いですね〜。これが混じりけなしの生の味わいということで、感動はありますが……。市販のペットボトルや紙パックに入ったココナッツウォーターは、クセがありつつも飲みやすく調整されていることを再認識します。

果肉はほんのり甘く、シャクシャクとした食感

次に、実の真ん中で割ります。ただし、果肉に接している最内側の皮が硬く、パン切り包丁だとやはり刃が通りませんでした。そこで、切り込みにノミを打ち込んで徐々に裂け目を広げていき、ついに真っ二つに! その内側には、白い果肉が薄くついているのがわかります。

果肉は、スプーンでぺろりと剥がれる柔らかさ。果汁で濡れ、ぷるんとした質感で、見た目は杏仁豆腐っぽさがあります。パクっといってみますと、シャクシャクとした歯ざわり。ほんのりと甘く、ココナッツの独特の香りが広がってきます。ですが、やはり青臭さが気になりますね〜。

果肉の食べ方として、パッケージのラベルで推奨されているのは、わさび醤油と梅肉ソース。そこで今回は、梅肉ソースで軽く和えてみました。確かに青臭さが中和され、食べやすくなりますよ。ほかにも、はちみつなどをかけて、より甘くしていただくのも良さそうです。

また、果肉とココナッツウォーターをミキサーにかけ、軽く煮詰めて裏ごしすれば、ココナッツミルクになります。タイカレーなどに使えますよ。

『ヤングココナッツ』は、生の果汁と果肉を味わえる、貴重な機会を得られるので、イベントなどに持っていくと盛り上がりそうですね〜。ただし、普段使いのココナッツウォーターやココナッツミルクは、それぞれ加工済みの商品を買ったほうが便利です(笑)。