コストコのあこがれ牛肉『Tボーンステーキ』はサーロインとヒレが味わえる欲張り肉
コストコで販売されているアメリカ産牛肉『Tボーンステーキ』はご存知でしょうか。
腰の部位の骨付き肉で、サーロインとヒレ(フィレ)が同時に味わえる贅沢な一品です。BBQはもちろんのこと、家でいただくごちそうとしてもスペシャル感は十分。このステーキをおいしく焼く方法をご紹介しましょう。なお、期間限定品なので、見かけたら早めに確保するのが吉ですよ。
コストコ アメリカ産チョイスビーフ Tボーンステーキ|498円/100g
こちらがコストコの精肉コーナーで販売されている『アメリカ産チョイスビーフ Tボーンステーキ (US Choice Beef T-Bone Steak)』。お値段は100gあたり498円(税込)です。購入したものは1,064gで、5,298円でした。「チョイスビーフ」とは、アメリカ農務省(USDA)の格付けにおける「チョイス」グレード(4段階の上から2番め)のことです。
売り場のPOPによると、「アメリカで大人気のヒレとサーロインがついたポーターハウススタイルの最上級部位Tボーンステーキ」とのこと。「ポーターハウス」というのは、Tボーンのなかでもヒレが十分についているものを指します。
ちなみにコストコでは、チョイスグレードの『サーロイン』、『ヒレ』はそれぞれ単体でステーキ肉の取り扱いがあったりします。
大ボリュームの骨付き肉が2切れ。1切れあたりの厚さは2.7mmほどで、重量は500g超となっています。T字の左右で肉質が異なっており、キメの細かいほうがヒレ、反対側がサーロインです。「ポーターハウス」を名乗るだけあって、ヒレ肉がたっぷりついていますね。
コストコの『Tボーンステーキ』を上手に焼く方法
料理の前に、肉を冷蔵庫から出してしばらく置き、温度を室温に近づけておきます。また、表面のドリップをキッチンペーパーで吸い取っておきましょう。サーロイン側のフチについた脂身はおいしさの源なので、残しておきます。焼いたときに縮んで反るのを避けるため、包丁で切込みを入れておきます。
つづいて、骨に沿って数カ所に包丁を軽く刺し入れ、切り込みを入れておきます。
両面に塩、こしょうを振って、しばらくなじませます。
フライパンを強火でしっかりと熱してから、ステーキ肉をのせ、すぐに弱中火にします。このまま動かさず、2分ほど焼き付けてから、ひっくり返しましょう。
裏面も同じように2分焼き付けます。
表・裏と焼き終えたら、再びひっくり返して火を止めます。フタをして2分半置き、余熱で内側を加熱していきます。仕上げとして、フタを取ってから弱火にかけ、表面をカリッとさせてできあがりです。
焼き上がったステーキを、豪快に盛り付け! 皿を覆い尽くさんばかりの大きさで、テンションが上りますね〜。
食べやすいようにカットしたのがこちら。左手前がサーロイン、右奥がヒレです。火の通り加減は、ミディアム〜ミディアム・ウェルといったところ。もう少しレアがお好みなら、「余熱で2分半」の際にフタをしないことで調整できますよ。
さて、サーロイン側はざらりとした舌触りで、適度な歯ごたえのある柔らかさ。フチの脂身(弾力がある)と一緒に噛みしめると、ステーキの醍醐味が感じられますね〜。チョイスグレードの赤身なので、肉々しい風味があって気安くもりもり食べられる味。口いっぱいに頬張っていただくのが似合います。
いっぽうのヒレ側は舌触りが断然キメ細かい! 噛むごとにほどけていくような柔らかさは、さすがヒレといったところ。肉の風味についてはサーロインとさほど変わらないものの、こちらは一口ずつじっくりと堪能したくなる、ちょっと高級感のある食べごたえです。
コストコの『Tボーンステーキ』は、サーロインもヒレも楽しめる、欲張りな骨付き肉ですね。食べごたえも十分で、満足感のある一品。BBQに限らず、家で調理するごちそうとしてもおすすめですよ。