XFN-ASIAによると、米保険最大手のAIG（アメリカン・インターナショナル・グループ）は、米SEC（証券取引委員会）のほか、ニューヨーク州の司法当局と保険監督局に少なくとも15億ドル（約1800億円）を支払い、同社を巡る不正会計問題で、和解する見通しだ。同社は和解合意について、今週早々にも発表する。米経済紙ウォールストリート・ジャーナルが5日付で関係筋の話として報じた。

　　AIGに対する不正会計容疑については、ニューヨーク州のエリオット・スピッツァー司法長官が昨年5月に同容疑のほか、価格操作容疑などでも同社を起訴していた。また、この15億ドルには同社が不正会計処理などで得た違法所得の返還分と制裁金が含まれる。【了】