CBS MarketWatchによると、米インターネット検索エンジン大手のグーグルは1月31日、第4四半期決算を発表した。それによると、オンライン広告事業が好調だったことを受け、最終利益は、前年同期比82.4％高の3億7200万ドル（1株当たり1.22ドル）となった。一方、実効税率が同社予想の30％（年率換算）を上回る41.8％と上昇したため、多額の税支出が計上されたことから、ストックオプション費用などの一時的損益を除いた実質ベースの最終利益は4億6900万ドル（1株当たり1.54ドル）となり、市場予想の1.76ドルを下回った。

　　売上高は、同86％増の19億2000万ドル。パートナーへの手数料支払いを除いた実質ベースの売上高は、12億9000万ドルとなり、市場予想と一致した。グーグルは、今後の業績見通しについては例年通り発表を控えたが、市場予想では、2006年の最終利益見通しは1株当たり8.79ドル、売上高見通しは65億5000万ドル。

　　同社の株価は米ナスダック市場で1月31日、前日比1.37％高の432.66ドルで引けたが、引け後に決算発表を行ったため、時間外取引では、一時、同日終値比で19％以上も急落したあと、値を戻し始め、午後6時29分時点で同12.40％安の379.01ドルで推移した。【了】