ニューカッスルの武藤 photo/Getty Images

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ニューカッスルに所属する日本代表FW武藤嘉紀にとってプレミアリーグ1年目は苦しいシーズンとなってしまったが、諦めるのはまだ早い。ニューカッスルの前線ではサロモン・ロンドンを筆頭に今夏の市場で動きがあると見られており、今夏のアピール次第では武藤にも再びチャンスが巡ってくるはずだ。

得点力の部分では今季1得点しか奪えなかった武藤には物足りなさがあるが、武藤の武器は他にもある。特に目を引くのが前線から相手を追い回す驚異の運動量だ。これはニューカッスルのような中堅クラブにとって大きな強みとなるのではないか。

武藤の運動量はデータにも表れており、英『The Sun』によれば武藤は今季プレミアリーグの1試合平均走行距離ランキングで3位につけている。5位はクリスタル・パレスMFマックス・マイヤーで12.31km、4位ボーンマスMFダン・ゴスリング(12.45km)、3位の武藤が12.61km、2位はリヴァプールMFジェイムズ・ミルナー(12.68km)、1位はウォルバーハンプトンの若きFWモーガン・ギブス・ホワイト(13.58km)となっている。

出場試合数に差はあるものの、武藤は1試合に12kmほど走ることも苦にしていない。この運動量もブンデスリーガで結果を残すことができた理由の1つでもあり、ニューカッスルでもこの強みは活かせるはずだ。

今季限りでレスター・シティを離れるFW岡崎慎司も、FWの選手ながら献身的な守備が高い評価を得ていた。武藤にも同じ仕事を求めることはできるはずで、これも来季への武器としたいところだ。