8日夜から12日まで訪日する頼清徳氏(資料写真)

写真拡大 (全2枚)

(台北 8日 中央社)来年1月の次期総統選へ与党・民進党からの出馬を目指している頼清徳前行政院長(首相)が8日夜から12日までの日程で日本を訪問する。頼氏訪日団のスポークスマン、李退之氏が7日明らかにした。安倍晋三首相に近い自民党の人物や自民党青年局幹部との面会を予定しているという。

9日から11日にかけては東京都内で公式日程を予定しているが、詳細は明かされていない。12日は都内で台湾メディアと日本メディア、別々に懇親会を実施し、在日台湾人団体が主催するイベントで講演を行う。

頼氏は7日、メディアの取材に対し、今回の訪問では在日台湾人団体の招請に応じて講演するほか、日本の友人と面会すると説明。立法委員(国会議員)、台南市長、行政院長を歴任する中で多くの日本の政界の友人と知り合ったとした。

李氏は、2011年当時台南市長だった頼氏が東日本大震災への寄付を申し出たことや、2016年に台湾南部で地震が起きた際、日本政府から同市に支援が寄せられたことに言及。公私ともに交流を持つ日本の友人の多くが頼氏に期待しているとし、頼氏が総統となり2020年の東京五輪に台湾代表団を率いて参加することに期待する声も上がっていると紹介した。

(葉素萍/編集:楊千慧)