Excel仕事の時短は間違いなし! 複数のシートで表を同時に編集する

写真拡大 (全5枚)

Excelでは、同じ体裁の表を複数のシートに分けて作業することは意外とよくある。
たとえば、月ごとの売り上げ表、クラスごとの成績表など。

列幅を変えたり、項目部分の文字をセンタリングしたり、太字にしたり、セルに色を付けたりなど、手を加えれば加えるほど、同じ表を1から別のシートに作成するのは面倒くさいものだ。


●同じ表を手間なく別のシートに作りかえる
省ける手間はなるべく省きたい。そこで多くの人が使っているのが、シートのコピーではないだろうか。

まず1枚目のシートに表を作って、それをコピーするという手だ。

シートのコピーは簡単。シートタブを「Ctrl」キーを押しながらドラッグして、作成したいところでドロップすると、元々のシート名に(2)(3)……と付いたシートが作成される。

これだけでもかなり時短となる。何度も同じ作業をしなくてすむから、ストレスも減るはずだ。

●一気に表を作成する
それでも、シートをコピーするのさえ面倒、という人には、とっておきの方法がある。

複数のシートに一気に同じ表を作成してしまうという方法だ。

まずは、表を作成したいシートを全部選択する。
「Ctrl」キーや「Shift」キーを使って、シートを選択しよう。
全部のシートを選択したい場合は、シートタブを右クリックして、「すべてのシートを選択」を選択すればいい。




これで準備はOKだ。

どれかのシートで、範囲を指定し、格子の罫線を設定してみる。
すると同時に選択されているシート全体に罫線が引かれる。




あるシートで列幅を変更してみると、別のシートでも同じように変更される。




このように、
複数シートを選択した状態で、どこかのシートに変更を加えると、
選択した他のシートでも同じように編集が実行されるのだ。
文字の入力、編集についても同様なので、見出しなども含めて一気に表を作成できる。

表が作成できたら、シートごとにデータを入力しよう。

●別々のデータを入力後でも一気に編集できる
さて、これでファイルが完成したわけだが、それぞれデータを入力したあとに、セルに色を付けたり、罫線や文字の書式に編集を加えたりしたくなることもあるだろう。

こんな時にも複数シートの選択は有効だ。

セルの書式を変更したいシートを複数選択した状態で実行すれば、セルの中に入っているデータは違っても、同じように書式を変更できる。




これは、最初に紹介したように、表を作成したシートをコピーした場合でも有効だ。

途中で表の体裁を変更したくなったときに、とっても有効な方法なので、ぜひとも覚えておこう。